東京美容外科、献体写真投稿の黒田あいみ医師の解任を発表 「トカゲの尻尾切りはしない」宣言から一転

東京美容外科は27日、公式サイトを更新し、沖縄院院長を務める「黒田あいみ」医師を解任すると発表しました。

献体写真の投稿で炎上

黒田医師は、グアムで参加した解剖実習の写真や動画を自身のSNSに投稿。献体の前でピースをして記念写真を撮っており、「頭部がたくさん並んでるよ」などとコメントしました。また、一部の写真には、加工されず切断された遺体の頭部が映り込んでいました。

この投稿が今月22日にX上で拡散されると、倫理観を問う声が殺到。東京美容外科の統括院長で、同院を展開する医療法人社団東美会の理事長である「麻生泰」（同22万人）医師が謝罪文をXに投稿し、翌日には黒田医師本人もブログで謝罪しました。

しかし麻生医師の謝罪文にも批判が続出。高須クリニックの高須克弥医師など、医師からの批判も相次ぎ、SNS上では黒田医師を解雇すべきだとの意見が上がったほか、献体をやめるという一般ユーザーも多く現れました。

そんな中、24日に麻生医師は再びXを更新。一般からの批判は受けとめて反省するとしつつ、

不勉強でfresh cadaverという言葉すら知らない医師に批判されたまま、炎上でトカゲの尻尾切りのように解雇する事はできないと判断しました

と、解雇の意思はないと表明しました。さらに

死者への尊厳ももちろん大切ですが、今生きている人の命や安全も大切なんじゃないでしょうか？それが解剖セミナーの趣旨ですし、どんな言い訳や神妙な態度をとったところでご遺体を損壊する事実に変わりありません。

などと主張。するとこれにも批判が続出し、炎上がさらに大きくなるかたちとなりました。

黒田あいみ医師の「解任」を発表

27日、麻生医師は、過去の謝罪文を削除したうえで、再びXを更新。自身が献体や臓器移植する意思を明らかにするとともに、改めて謝罪の言葉を綴りました。

そして同日、東京美容外科が公式サイトを更新し、黒田あいみ医師を12月30日付で「解任」すると発表しました。24日には麻生医師が「トカゲの尻尾切りのように解雇する事はできない」と宣言していたのが、一転して解任ということになりました。

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拝啓
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、2024年12月30日付で、沖縄院院長である黒田あいみ医師の解任を決定いたしましたことをご報告申し上げます。
今後は、皆様により一層安心してご利用いただける医療サービスを提供できますよう、組織体制の強化に努めてまいる所存でございます。

引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
（東京美容外科）