生前のクリストファー・リーの声を使用 白の魔法使いサルマン登場カット 「ロード・オブ・ザ・リング」

2024年12月27日より劇場公開される、「ロード・オブ・ザ・リング」の知られざる200年前の物語を初映画化したアニメーション映画「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」から、”白の魔法使い”サルマンが登場するシーンの、場面カットが公開された。
サルマンは、実写版「ロード・オブ・ザ・リング」ではクリストファー・リーが演じたキャラクター。本作では、変わらぬ姿で描かれている。そして、吹替キャストには、実写映画でサルマンを演じ、2015年に亡くなったクリストファー・リーの声が使用されている。
リーの声は、AI技術による復元ではなく、生前にリーの妻ギッテ・クロエンケからの承諾を得て、過去の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの膨大なアーカイブから音声を探し出して実現した。製作のフィリッパ・ボウエンは、同じ声が出せる別キャストをブッキングする可能性もあったそうだが、「クリストファー・リーの声を演じられる人はいるかもしれない。でも、私はそうは思わない。彼の声を使えたことが本当に嬉しいし、素晴らしいことだと感じています」と、海外メディアで喜びを語っている。
「ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い」は、王女ヘラを主人公とした作品。騎士の国ローハンは偉大なるヘルム王に護られていた。しかし突然の攻撃を受け、王国の平和が壊されていく。すべての運命は、一人の若き王女ヘラに託される。最大の敵はかつてともに育ったヘラの幼なじみウルフだった。「東のエデン」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「精霊の守り人」で知られる神山健治が監督を務める。
【作品情報】
ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い
2024年12月27日(金)全国公開(吹替版/字幕版同時公開※一部劇場除く)
配給:ワーナー・ブラザース映画
LOTR TM MEE lic NLC. © 2024 WBEI
記事提供元:映画スクエア
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。