統合間近? PIFが「PGAツアー・エンタープライズ」の株式取得へ
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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LIVゴルフを全面支援するサウジアラビアの政府系ファウンド、PIFが「PGAツアー・エンタープライズ」の株式取得の契約が近く成立すると12月10日に米ブルームバーグ誌が伝えた。
PIFが得るのは6%とされ、その結果「PGAツアー・エンタープライズ」の企業評価額は120億ドル(約1兆8千億円)となるという。非営利団体のPGAツアーは、米スポーツビジネスのSSG(ストラテジック・スポーツ・グループ)の投資を受けて営利を目的とした「PGAツアー・エンタープライズ」を設立している。
一方PIFはこれとは別に欧州のDPワールドツアーと個別に交渉をしていると伝えられ、スケジュールの調整、さらにはLIVゴルフの選手がDPワールドツアーへの参戦などについて話し合われていると報道された。DPワールドツアーはPGAツアーと提携を結んでおり、共催大会の開催やポイントランキング上位10名(有資格者を除く)が翌年のPGAツアーの出場権を得ることができる。
昨年6月に電撃発表されて以来、PGAツアーとPIFは統合についての話し合いを続けてきているが、当初示された締め切りは23年12月末。まもなく1年が過ぎようとしている。PIFによる株式取得はPIFとPGAツアーの統合が大きく近づいたと見られている。(文・武川玲子=米国在住)
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