高須医師、大手医療脱毛アリシアクリニックの破産を解説 「100%金儲け目的だけ」「経営者は守銭奴です」
12月11日、高須クリニックの「高須幹弥」(登録者数70万人)医師がYouTubeを更新し、大手医療脱毛「アリシアクリニック」の破産について解説しました。
「アリシアクリニック」の破産について解説
全国に40店以上を展開するアリシアクリニックは10日、経営会社2社が東京地裁に破産を申請し、破産開始決定を受けました。同日、全店舗が営業を停止。約1500名の従業員は全員解雇されました。債権者は9万人以上で負債総額は約124億円とされています。
高須医師のもとに、この件について解説を求める声が殺到しているといい、YouTubeで動画を撮ることにしたそうです。
実は、アリシアクリニックが破産すると知っていたという高須医師。同クリニックの関係者や、医療脱毛機器メーカー、広告代理店から「ヤバいですよ」と聞いていたのだとか。しかしそれを口にすれば、クリニックから患者や従業員が一斉にいなくなり、営業妨害になる恐れがあることから、名前を挙げられなかったそう。高須医師は、アリシア以外にも経営状態が厳しいクリニックを多数知っているといいます。
脱毛業界は超レッドオーシャンです
高須医師によると、医療脱毛の機械は1000万円以上するものもあるなど高額だそう。施術を担当する看護師は離職率が高く、給与相場はどんどん上がっているのだとか。離職率が高いのは、1日中部屋に閉じこもってレーザーを当てる続けるという仕事内容から、ストレスが高いのが理由だそうです。
また、医療脱毛クリニックには、医師が最低1人は常駐している必要があります。「何にもしなくていい」「ペーパードクターでもなんでもいい」と、質は問わないものの、医師である以上は時給1万円以上の給与を払わなければならないそう。これに加え、美容脱毛やセルフ脱毛などとの競合もあり、多額の広告費も必要で、高須医師は「脱毛業界は超レッドオーシャンです」と解説しました。
脱毛業界は超レッドオーシャンです
高須医師は、今回の破産は計画的だと断言します。あれほどの規模のクリニックであれば、本来は徐々に経営規模を縮小していくべきところ、今回は客にも従業員にも突然破産が知らされたと説明します。高須医師は、
この時点で悪徳ですよ。この破産の仕方は
と批判。上層部は破産するまでの間に法人のお金を個人に移しており、「無傷」の可能性もあると推察します。
高須医師自身も、別のクリニックに破産に巻き込まれて、数千万円の詐欺被害に遭ったことがあるそう。そのときも、経営者は「大丈夫です」って言っていたのが突然破産したと振り返りました。アリシアの破産について高須医師は、
ある日突然、破産。おしまいですよ。これはね、100%金儲け目的だけですよ。上の経営者は守銭奴です。僕は経営者なんで、わかるんですよ。っていうことで今回は怒ってます
と語りました。
ちなみに高須クリニックは、脱毛は全売上の1~2%程度で、脱毛がなくなっても経営には問題がないとのこと。しかし「世の中のクリニックで、破産寸前のクリニックっていっぱいあります」とのこと。それでも普通に経営しているように見せかけているところが多いといい、「私の動画をですね、頭の中に入れて、注意深く契約をしていただくようにお願いします」と呼びかけています。
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記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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