「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」ビジュアル&予告編公開、メインキャラも明らかに
謎の薬売りが諸国を巡り、情念や怨念の取り憑いた〈モノノ怪〉を鎮めていくさまを描いたアニメシリーズ『モノノ怪』(2007)。その劇場版3部作の第2弾「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」が、3月14日(金)より全国公開される。ティザービジュアル、第1弾予告編、メインキャラクターが発表された。
確執が渦巻く大奥に現れたモノノ怪〈火鼠〉に、薬売りが退魔の剣を携えて立ち向かう第二章。メインキャラクターは第一章にも登場した女中の大友ボタンと時田フキであり、ボイスキャストは戸松遥と日笠陽子が続投する。そしてフキと三郎丸の父・時田良路役をチョー、ボタンの父である老中・大友役を堀内賢雄が務めることが明らかに。
〈コメント〉
神谷浩史(薬売り役)
第一章では大奥で働く女性たちの心得が唐傘を呼び寄せましたが、果たして第二章では大奥の何が、そして誰が火鼠を招くのか…?
薬売りの新たな活躍を楽しみにお待ちください!
戸松遥(大友ボタン役)
それぞれが裏のある人間関係、かつ女社会の中で、強くなければ生き抜いていけない環境の中、ボタンは芯や信念があり本当に強い女性だと思います。
掟やルールを大切にする真っ直ぐな性格なので正論を貫く姿は演じていて憧れる部分がたくさんありました。
公開をお楽しみに!!
日笠陽子(時田フキ役)
モノノ怪の世界観や彩りは他にはない唯一のもの。
台本を読んだだけでは見えない、絵があってこそ完成されるモノ。
絵だけで魅せられるからこそ、間や、空間や、様々なフラグが散りばめられていて、
作品そのものが見えざる力が宿っているかのよう。
フキはものすごく人間臭いです。
命すらも道具にしてしまう大奥で、人って何だろうという問いに答えていけるのか。
優越感も嫉妬も情も全部煮詰めたような世界で生きる彼女の強さと弱さを、揺れ動く小波のように演じられたらと思っています。
梶裕貴(時田三郎丸役)
引き続き、時田三郎丸を演じさせていただけますこと、幸甚に存じます。本作「火鼠」の物語の軸のひとつには“時田家”の存在があります。姉のフキや父の良路も登場し、より複雑に絡み合う家柄どうしの思惑。そして、明らかになる真実。今回も人間ドラマとしての魅力が、これでもかと凝縮されている一本になっているかと思います。また三郎丸としては、前作「唐傘」での、お目付け役としての彼とはまた違った、息子として、弟としての一面を垣間見ていただけるかと。三部作だからこそ描けた、より緻密で奥深い『モノノ怪』の世界を、ぜひ劇場でご堪能ください!
チョー(時田良路役)
面白いタッチのアニメーションですねぇ。
独特の世界観を感じました。
「これを実写したら、どうなるんだろう?」なんて想像ふくらんじゃいました。
時田良路役、たんたんと演らせていただいたつもりなんですが、大丈夫だったかなぁ。
周りが個性豊か過ぎてちょっと心配…。ダメ出し下さい。
堀内賢雄(老中大友役)
今作では大友という大役、且つ難しい役を頂き役者冥利につきました。
それぞれの情念が絡みあいとても奥深い作品でした。皆様ぜひお楽しみください。
きっと心に残ること、間違いありません。
「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」
声:神谷浩史、戸松遥、日笠陽子、梶裕貴、細見大輔、黒沢ともよ、チョー、堀内賢雄
総監督:中村健治 監督:鈴木清崇
キャラクターデザイン:永田狐子 アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一 美術監督:倉本章、斎藤陽子 美術監修:倉橋隆
色彩設計:辻󠄀田邦夫 ビジュアルディレクター:泉津井陽一
3D監督:白井賢一 編集:西山茂 音響監督:長崎行男 音楽:岩崎琢
プロデューサー:佐藤公章、須藤雄樹 企画プロデュース:山本幸治
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス 制作:くるせる、EOTA
©ツインエンジン
記事提供元:キネマ旬報WEB
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