スマホ依存者の約9割が「手元にないと不安」触らずにいられる限界は2時間!?【Job総研調べ】
仕事や買い物も完結でき、今や肌身離せない存在となっているスマートフォンですが、時に事故の原因となったり、健康への影響があるとして社会問題にもなっている“スマホ依存”。実際に20~50代が、1日どのぐらいスマホを使用し、どんな日常生活への支障を感じているのだろうか。Job総研が実施した「2024年 スマホ依存の実態調査」について詳しく見てみよう。
20~30代の8割、40代の7割が「スマホ依存」に自覚あり
Job総研では、現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者である、全国の20~50代の男女606人を対象に、2024年11月6日~11日にインターネット調査で「2024年 スマホ依存の実態調査」を実施した。「スマホに依存しているか」を聞いた調査では、全体の74.3%が「依存していると思う」と回答。中でも、20~40代でその割合が高く、20代では80.4%、30代では79.8%、40代では70.7%であった。
また、スマホ依存の自覚があると回答した450人にその理由を聞いたところ、「無意識に時間が経っている」が78.2%で最多となり、次いで「少し時間が空くと開いている」66.7%、「スマホなしでは1日過ごせない」57.4%となり、確たる目的があるわけではないが、何となしにスマホを見てしまう心理が明らかとなった。ちなみに、スマホの使用目的としては、「SNS(Instagram・Xなど)」54.7%、「動画視聴(ライブ配信含む)」49.6%、「メッセージアプリの確認・返信」42.2%であった。
スマホ依存の8割弱が「日常生活への支障」を感じている
また、スマホ依存の自覚があると回答した450人に、1日のスマホ使用時間を聞いたところ、平均264.7分(約4時間25分)、スマホを触らずに我慢できる時間の平均は197.2分(約2時間17分)であった。たしかに、筆者自身の生活を振り返ってみても2時間もおいたらスマホをチェックしないと気が済まない節があるが、客観的にデータとして見てみると「依存」といえる数値だなと少し恐ろしくも感じる。
先述の450人においても、スマホの使いすぎによる日常生活への支障は75.4%が感じているようだ。最も多かった支障が「睡眠不足・睡眠の質の低下」で71.7%、次いで「視力の低下・目の疲れ」59%、「集中力の低下」48.4%であった。またその中で、スマホの使いすぎをやめたいと思っている人は77.6%と過半数を占めたが、それと同時に、スマホがない環境に不安を感じる人も88.8%と、さらに上回る結果に。スマホ依存をやめたいと思いながらも、生活の中に密着しすぎているがゆえに、なかなかスマホを手放すことができない現代社会の心の葛藤が見えるようだ。
出典元:【Job総研】
※サムネイル画像は(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
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