「体が硬くなったらセオリー無視」 75歳の海老原清治が7番アイアンで145ヤード飛ばせる秘訣とは?
2002年の欧州シニアツアーで賞金王に輝いた海老原清治は、75歳になった今も7番アイアンで145ヤード飛ばし、「60歳を過ぎたら体に負担のない打ち方がいい」と話す。ゴルフスイングのセオリーを破壊する飛距離を落とさないコツとは?
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50代はスーツケースを引っ張って欧州を回るなど体力がありましたが、60歳から可動域が狭くなり筋力が落ちた感覚があります。特に75歳からは首の手術もしたので、一気に衰えが来ました。
体が硬くなったら、セオリーを無視して体を大きく回すことを意識しましょう。アイアンでも右ヒザを正面に保って上げようとする人を見ますが、それでは手先で上げがち。私は昔から右ヒザと腰を右に回す打ち方をやります。
右ヒザは伸ばしてしまってOK。背中を目標に向ければ、上体が大きく回ります。右サイドを一気に引く意識を持つと、上体が回しやすくなります。
ポイントは、ツマ先を逆ハの字で構えること。シニアプロは左ツマ先を開いて右ツマ先を真っすぐに構える人が多いですが、私は右ツマ先も開きます。そうすると、右ヒザも回しやすくなるはず。素振りでは顔を右に向けて上げるといいでしょう。
■海老原清治
えびはら・せいじ/1949年生まれ、千葉県出身。我孫子ゴルフ倶楽部でキャディをしながらゴルフを覚える。国内ではレギュラーツアー1勝、シニアツアー2勝。2002年には欧州シニアツアーの賞金王に輝いた。20年に日本プロゴルフ殿堂入り。我孫子GC所属。
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●「昔は右手をウィークで握ってオープンスタンスで飛ばしていた」という芹澤信雄。関連記事の【「体が硬くなってもインから下ろせる」 65歳・芹澤信雄はクローズスタンス&フックグリップで250y飛ばす!】ではドライバーで飛ばす秘訣を語っている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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