松竹芸能が“事故物件住みます芸人”松原タニシの動画削除を報告 「ご遺族様のご心情を鑑み」
12月9日、松竹芸能が公式サイトを更新し、「松原タニシ」(登録者数8万人)について報告しました。
殺人事件現場を心霊物件として紹介し、遺族が削除を求めていた
松竹芸能に所属する松原タニシは、「事故物件住みます芸人」として活動するお笑い芸人・YouTuberです。
松原は、3年前、「住み始めた1件目の事故物件」として、「大阪のこの界隈で最も“曰く”があると言われているマンション」を紹介。同マンション内で発生した殺人事件や女性の霊が目撃される噂を取り上げ、自身が体験した怪奇現象を語りました。
今月4日、VTuberの「懲役太郎」(同49万人)が「松原タニシさんにお願いです」と題する動画を公開。事件の遺族から依頼を受けたいい、動画を削除するよう松原に呼びかけました。懲役太郎は、遺族が松原や松竹芸能に削除依頼を出したものの、無視されたことも報告。これを受け、SNSやYouTubeのコメント欄で松原への批判の声が集まっていました。
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松竹芸能が動画の削除を報告
そんな中、松竹芸能が9日、公式サイトに「松原タニシについてご報告」という文章を公開しました。
松竹芸能は、問題の動画の中で物件を示す表現はなかったと説明。松原のこれまでの活動の中でも「故人の方を幽霊と表現したことはございません」と報告しました。しかし、遺族感情に配慮して問題の動画を削除したとし、今後この物件についての発信はしないとコメントしました。
当社所属の松原タニシにつきまして
この度の当該動画についてご報告させて頂きます。
当該動画では物件を示す表現はなされておらず、
また、これまでの活動の中でも故人の方を幽霊と表現したことはございません。
しかしながらご遺族様のご心情を鑑み、
当該動画の削除、ならびにご指摘いただいた物件の話は今後一切発信致しません。
実際の動画内の発言は?
動画はすでに削除されていますが、発言内容を改めて確認してみると、松原は「大阪のこの界隈で最も曰くがあると言われているマンション」としており、確かに物件を示す直接的な表現はしていませんでした。ただし、部屋の間取りを図示したうえで、物件内の写真も紹介していました。
もともと女性の霊の目撃がよくあった物件だったんですね。女性の霊がマンションを徘徊しているだとか、女性の霊がベランダにしがみついていたとか、そういう噂が多々ありました。
さらにマンション自体で殺人事件なんかも起きたりして、曰くが曰くを呼んで、さらに曰くが重なって、マンション自体が事故物件のような使いになってしまったんじゃないかと言われています。
「幽霊」という表現についても、「白い火の玉、オカルト用語でオーブ」が映像に映っていたと発言したり、「これってもしかしたら幽霊に取り憑かれたりしてるんかなぁとか思いながら日々を生活してた」と語ってはいたものの、故人=幽霊であるとの発言はしていませんでした。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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