海外メジャーVの証“純金パター”が6年越しで渋野日向子のもとへ “あのガッツポーズ”再現も「シャフトがない!」
ピンゴルフジャパン株式会社は3日、都内の日本橋三井ホールでイベント「CLUB PING presents ファン感謝DAY 2024」を開催。ピン契約プロ19名が参加した。そのなかの一人、渋野日向子には、同社の代表取締役社長・岡田健二氏から海外メジャーを制した選手にしか贈られないピンの“純金”ゴールドパターが贈呈された。
誰もが忘れないであろう、2019年の「AIG女子オープン」(全英女子)。ここで1977年の「全米女子プロ」を制した樋口久子以来となる、日本勢42年ぶりとなる海外女子メジャー制覇を成し遂げた渋野に、その優勝の証ともいえるゴールドパターが贈られた。同社パターを使用し優勝した選手には、これまでもこの金色のパターが贈られてきたが、通常の試合は金メッキなのに対し、メジャー優勝は純金という違うがある。
イベントの進行を務めた同社契約のプロコーチ・堀尾研仁氏は、「2019年のAIG女子オープンで勝ったときから金を叩き続けて、やっと昨日できたらしいです。当時使用したシグマ2アンサーと同じヘッドの形をしたものとなります」と紹介。6年の時を得て、手元に届けられたことになる。
受け取った渋野は、「台が重いのか、パターが重いのかわからないですけど(笑)。固定されていないので、落としそうでこわいです」と冗談を交えファンの笑いを誘いつつ、笑顔が溢れる。すると、堀尾氏から「台本にですね、『ぜひとも、そのパターで全英女子オープン最後のガッツポーズを見せていただけないでしょうか?』と書かれているんですが、やっていただけますか?」と注文が。渋野は即時に「シャフトがない!(笑)」とツッコミながらも、片手、片足を上げて当時のポーズを再現した。
イベント後のインタビューで、改めてパターについての感想を問われると「パターだけでも持ったんですが、重かったですね。衝撃でした。アリゾナで、4年前に(ピンの)本社で見させてもらっていたんですけど、やっと手元にきてくれた。どうすればいいんだろう(笑)」と、うれしそう。6年越しとはなったが、改めて偉業となるメジャーVの重み。「感じる瞬間がまだゆっくりではなかったので、これから重みを感じられたらいいなと思います」。このあとゆっくりと、純金パターとみつめ合う予定だ。(文・高木彩音)
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