伊原剛志が全編フランス語の演技に挑む イザベル・ユペールも称賛 「不思議の国のシドニ」本編映像
2024年12月13日より劇場公開される、イザベル・ユペール主演最新作「不思議の国のシドニ」から、伊原剛志がフランス語の演技を披露する姿を捉えた、本編映像が公開された。映像では、奈良の東大寺や京都の法然院が映し出されるなか、伊原が流ちょうなフランス語で会話を繰り広げている。
伊原が本作で演じているのは、イザベル・ユペール演じる主人公のシドニを、日本の旅へ誘う編集者の溝口健三役。「硫黄島からの手紙」など多くの海外作品に出演してきた伊原剛志だが、本作では全編フランス語の演技に初挑戦している。もともとはまったくフランス語を話せなかったものの、撮影準備期間に猛特訓を重ね、エリーズ監督とのオンラインディスカッションも実施。京都、奈良、直島を巡る旅でシドニと心を通わせる“溝口謙三”を作り上げた。
イザベル・ユペールはそんな伊原の演技について、「本当に彼の仕事は唯一無二のことで、私にフランス人俳優として日本語で演技をしなさいと言われても、私は多分できませんね。本当に素晴らしいお仕事をしてくださいました。この役は伊原剛志さんしかできないと思っていますし、彼の素晴らしい成果なくしてこの映画は成り立たないと思っています」と称賛している。
「不思議の国のシドニ」は、イザベル・ユペール演じるフランス人作家シドニが、美しい日本の風景を巡る6日間を描いた作品。日本の出版社から招かれたシドニは、見知らぬ国、見知らぬ人への不安を覚えながらも、未知の国である日本にたどり着く。寡黙な編集者の溝口に案内され、日本の読者と対話しながら、桜の季節に京都、奈良、直島へと旅をするシドニ。そんな彼女の前に、亡くなった夫アントワーヌの幽霊が現れる。
シドニを演じるのはイザベル・ユペール。京都、奈良、直島と美しい日本の風景を旅しながら、過去を手放すことで喪失の闇を抜け、新たな一歩を踏み出すヒロインを軽やかに演じている。シドニと全編フランス語で会話し、深い喪失を共有する編集者の溝口健三役を伊原剛志が務めるほか、シドニの最愛の夫アントワーヌの幽霊役でアウグスト・ディールが出演。フランス人女性監督のエリーズ・ジラールがメガホンをとった。
【作品情報】
不思議の国のシドニ
2024年12月13日(金)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:ギャガGAGA★
©2023 10:15! PRODUCTIONS / LUPA FILM / BOX PRODUCTIONS / FILM-IN-EVOLUTION / FOURIER FILMS / MIKINO / LES FILMS DU CAMÉLIA
記事提供元:映画スクエア
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。