巨大なサメに背後から頭を噛まれる ダイバーの映像に衝撃(モルディブ)
今月15日、インド洋に浮かぶモルディブのダイビングスポットで、ダイバーがイタチザメに襲われた。当時の様子はカメラが記録しており、サメが背後から迫り、後頭部に噛みつく様子が映し出された。ダイバーが襲われた理由について、スキューバダイバーのためのネットニュース『Divernet』などで報じられた。
15日、モルディブの首都マレの人口増加を解消する目的で作られた人工島、フルマーレ島近くのダイビングスポット「シャークタンク」で、サメによる襲撃事故が発生した。
被害にあったのは中国人ダイバーで、現地のダイブショップを通さず、マレの南に位置するマアフューシ島からスピードボートで訪れた観光客グループの一員だった。
SNSで拡散している動画では、巨大なサメが背後から迫り、ダイバーの頭に噛みついた後、立ち去る様子が確認できる。ダイバーは40針以上を縫う重傷を負ったことが伝えられた。
その後のダイバーの健康状態は不明だが、グループのガイドが当時、モルディブで禁止されている餌付けを行い、その影響でサメが周囲に集まっていた。
さらにこのダイバーは、ディズニー映画『ファインディング・ニモ』のに登場するニモを連想させる鮮やかなオレンジ色の魚型のフード(ヘッドギア)を装着しており、それを見たサメが別の魚と勘違いして襲った可能性が指摘されている。
なお動画には、以下のような非難の声が寄せられている。
「違法であるのにサメの餌付けは続いている。こういった事故は今後も続くだろうね。」
「サメの専門家がほんの数か月前に重傷を負ったばかりだよ。」
「巨大なサメだ。このダイバーはラッキーだっただけ。」
「腹部を噛まれていたら命はなかっただろう。」
「オレンジ色のフードはやめようよ。」
「サメはダイバーに興味を持ち、遊んでいただけだろう。」
「無責任なダイバーに、金儲けだけが目的のガイド。最悪だよ。」
「自業自得だ。」
ちなみに今年1月には、バハマの複合リゾート施設で、10歳の男児がサメに襲われる事故が発生した。男児はサメが放たれた水槽内を散歩するアクティビティに参加中だった。
画像は『The Sun 「CHOMP HORROR Terrifying moment bloodthirsty tiger shark tries to bite diver’s HEAD off after launching shock attack from behind」(Credit: Jam Press)』『The Nightly 「Maldives shark attack: Shocking video shows tiger shark trying to bite off diver’s head」(Credit: X/@imurpartha/supplied)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
記事提供元:テックインサイト
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