過去最高の総額204億円 米女子ツアー2025年日程発表
米国女子ツアーが2025年の年間スケジュールを発表した。試合数は2024年に引き続き全35試合で、そのうち非公式大会が2試合。賞金総額は現時点で1億3150万ドル(約204億円)と発表されており、史上最高額を更新した。
賞金額はここ数年で急激に増加。この4年間で総額は6200万ドル(約96億円)以上アップし、約90%増という驚異的な成長を遂げている。
2025年シーズンは1月30日から2月2日の日程で「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で開幕。過去2年間のツアー優勝者のみが出場するエリートフィールドとなる。
その翌週には同じフロリダ州で「ファウンダーズカップ」が行われる。その後、ツアーはタイ、シンガポール、中国を巡り、再び米国本土に戻って4大会を開催。メジャー初戦の「シェブロン選手権」(4月24日~27日)では賞金総額が270万ドル(約4億1980万円)増加し、2025年で最も大きな上昇幅を記録した。
「全米女子オープン」(5月29日~6月1日)はウィスコンシン州のエリンヒルズGCで開催。「KPMG全米女子プロ」(6月19日~22日)はテキサス州のフィールズランチイースト at PGAフリスコが舞台となる。
日米共催の「TOTOジャパンクラシック」は11月6~9日の日程で開催される。会場は2年連続で滋賀県の瀬田GCで、賞金総額は10万ドルアップの210万ドル(約3億2600万円)となった。
2025年のスケジュールには新たな大会が2つ加わる。ユタ州での「ブラックデザート選手権」と、2017年以来となるメキシコ開催の「リビエラ・マヤオープン」が5月に行われる。また、国別対抗戦「ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン」は韓国のニュー・コリアCCで10月に移動し、シーズン後半のアジアシリーズに組み込まれることとなった。
隆盛を極める米国女子ツアーに、日本勢の挑戦が続く。「TOTOジャパンクラシック」優勝で出場資格を得た竹田麗央を筆頭に、山下美夢有、岩井明愛・千怜姉妹、原英莉花、馬場咲希、山口すず夏らは最終予選会(Qシリーズ)で切符を目指す。2025年のビッグマネーを争う舞台に、どれだけの日本勢が参戦するのか。期待が高まる。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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