中庭にいた飼い犬、ヒョウが飛びかかるも間一髪で助かる(印)
インド北西部ラジャスタン州マウント・アーブー(アーブー山)で15日、家の中庭にいた飼い犬にヒョウが飛びかかった。当時の様子は監視カメラが記録しており、間一髪のところでヒョウが襲撃を中断し、その結果、難を逃れた犬の姿が映っていた。インドのニュースメディア『NDTV.com』などが伝えた。
避暑地として観光客に人気が高いマウント・アーブーの一軒家で15日、ラブラドール・レトリバーと思われる黒い犬にヒョウが飛びかかった。
インドのニュースメディア『NDTV.com』によると、ヒョウはサンライズ・バレー通りにある家の外壁を乗り越えて侵入したという。監視カメラの映像では、玄関前の小さな中庭をのんびりと歩く黒い犬が映っている。
すると、背後から突然ヒョウが現れ、犬に飛びつき、首に噛みついて激しくもみ合った。不意を突かれた犬は逃れようとしたものの、ヒョウは犬の体を前足で押さえつけ、噛んだ首を離そうとしなかった。
飼い主のマラ・クマリさん(Mala Kumari)は、犬が吠えるのを聞いて家の中で大声を上げたため、ヒョウが犬を襲い始めてから25秒後、ヒョウは犬を残して逃げ出した。
そして5秒ほど経つと、マラさんが玄関の戸を開け、ヒョウの後を追うように外に飛び出した犬を急いで室内に連れ戻した。
なお、ヒョウが現れた家は通常、有料のゲストハウスとして貸し出しており、動画が拡散すると次のようなコメントが書き込まれた。
「犬が無事だったことを祈るよ。」
「都市部でのヒョウによる襲撃が増えているから、犬を外に出すなという教訓だよ。」
「飼い主はあんなふうに玄関の戸を開けるべきでない。犬が襲われているのだから、何が起きるか分からない。」
「ラジャスタン州ウダイプールでも同様の事故があったばかり。観光客も注意が必要だ。」
「飼い主が気づくのが遅かったら、犬はやられていただろうね。」
インドでは密猟や森林伐採によって野生動物の生息地が減少し続けており、頻繁にヒョウによる襲撃のニュースが報じられている。昨年5月にはマハーラーシュトラ州プネー地区で、外で寝ていた飼い犬が襲われ、連れ去られた。
画像は『NDTV.com 「Video: Leopard Enters House In Rajasthan, Pounces On Pet Dog」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
記事提供元:テックインサイト
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