紅茶花伝の「大!小さなやさしさ展」で巨大な「特急券」を見た JR西日本の粋な対応で話題呼んだエピソード(東京都港区)
六本木ヒルズで12日から始まった、紅茶花伝のブランド史上初の展示会「大!小さなやさしさ展」。
「小さいって、偉大。」というブランドメッセージを伝えるため、ちいさなやさしさにまつわるエピソードを全国から集めてみたという小規模な展示会ですが、その会場に巨大な特急券が展示されていました。
マルス券のようなデザインの展示物には、「お届け物特急券」「富山駅→お客様」「お客様の大切なお品、お届けいたしました」と印字され、「お届け済 また、こられ 富山駅」のスタンプが押されています。これはいったい何なのでしょう?
Twitterで話題になった「お届け物特急券」
元ネタは、2022年1月にSNS「Twitter」(現「X」)で話題を呼んだ投稿です。新幹線でタンブラーを忘れてしまったというユーザーへ、JR西日本富山駅から忘れ物が届きました。その際にこのきっぷ風のメッセージカードが添えられていたというのです。JRの粋な対応は大きな反響を呼び、ニュース番組や新聞、大手ネットメディアなどでも取り上げられました。
「大!小さなやさしさ展」では、この巨大なきっぷのモニュメントとともに、2023年6月に掲載された朝日新聞 小西良昭記者の記事を紹介。「お届け物特急券」企画者の想いやそうした試みが同社の岡山駅、福山駅でも取り入れられていることなどが分かります。「こられ」は富山弁で「来てね」の意味だそう。
本展示会は2024年11月24日(日)まで、六本木ヒルズ ヒルサイド2階の「六本木ヒルズカフェ」で開催(オープン時間は初日を除き11:00~19:00)。会場内では「全国のちいさなやさしさエピソード」(新聞記事)を合計26件展示しているほか、人気イラストレーター・さいとうなおきさん描き下ろしの「紅茶花伝」オリジナルキャラクターの巨大シールアート、こだわりの製法を体感できる「紅茶」の試飲コーナーも。予約不要・参加無料。
記事提供元:鉄道チャンネル
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