吉田優利が米自己ベスト5位 “準シード入り”かけてフロリダ戦へ「気合を入れてやりたい」
<ロッテ選手権 最終日◇9日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6536ヤード・パー72>
4位から出たツアールーキーの吉田優利が5バーディ・2ボギーの「69」をマークし、トータル13アンダー・5位タイ。初優勝は逃したものの、ツアーでは自身初となるトップ10入りとなった。「きょうはショットが安定している感じがあまりなかったのですが、うまくスコアをまとめられたと思います」と振り返った。
今大会に入るまで、米ツアーでは14試合に出場して8度の予選落ち。秋のアジアシリーズには出られず、10月は日本ツアー3試合に出場。「樋口久子 三菱電機レディス」では2位タイに入り、復調の兆しが見えていた。今大会では初日に7位発進を決めると、2日目には首位タイへ浮上。決勝ラウンドでは爆発的なスコアを出すことはできなかったが、「71」、「69」と大崩れはしなかった。
この日は、平均飛距離275.68ヤードを誇るオーストン・キム(米国)とのラウンドだった。吉田とのパワーの違いは歴然で、「どれだけ(ティショットで)置いていかれるんだろうなと思った。もちろん、距離だけじゃないとはいえ、差は感じた。そこを追い求めるかは、これからの自分の課題次第なのかなと思います」。今後も米ツアーで戦い抜くための方法を模索していく。
5位タイに入ったことで132.5ポイントを加算。ランキング132位から100位に浮上し、いわゆる“準シード”の来季出場資格「カテゴリー11」圏内に入ってきた。来週のフロリダ州で開催される「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」終了時に100位以内をキープしていれば、12月に行われる最終予選会(Qスクール)を回避することができる。
「来週の方が緊張するんじゃないですかね、もしかしたら。気合を入れてやりたい」。ハワイ戦で確かな爪痕を残した24歳。フロリダでも来季につながるプレーを見せたい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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