ゼイン・マリク、英国ツアー初日に故リアム・ペインを追悼「愛してるよ、ブラザー」
ゼイン・マリクが英国ツアー初日のステージで、10月に転落死したリアム・ペインを追悼した。ゼインは10月から英国と北米を回るツアーを予定していたが、リアムの死を受けて延期すると発表した。そのツアーが11月23日に開幕し、会場でリアムを偲ぶ温かなメッセージが映し出されると、観客席からすすり泣く声が聞こえた。
「ワン・ダイレクション」のメンバー、リアム・ペインは、10月16日(以下、日付はすべて現地時間)にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある「カサスール・パレルモ・ホテル」の3階バルコニーから転落し、その場で死亡した。
リアムの突然の死に際し、「ワン・ダイレクション」の公式SNSでメンバー4人による声明が発表された。その後、ハリー・スタイルズ、ルイ・トムリンソン、ゼイン・マリク、ナイル・ホーランは、それぞれのSNSにリアムを偲ぶ写真とメッセージを投稿した。
11月20日、英バッキンガムシャーの町アマーシャムにある教会で葬儀が執り行われ、「ワン・ダイレクション」のメンバー4人も参列した。4人が一堂に会するのは、2015年3月のコンサート以来、約9年ぶりのことだった。
ゼインは10月から英国と北米でのコンサートツアー『Stairway to the Sky Tour』が始まる予定だったが、リアムの死を受けて延期を発表した。
そのツアーが11月23日、英リーズの「O2アカデミー・リーズ」で開幕した。ゼインは初日のステージで、リアムに向けた追悼メッセージを送った。
ステージには大きなブルーのスクリーンが現れ、「Liam Payne 1993-2024. Love you bro(リアム・ペイン、1993-2024、愛してるよ、ブラザー)」という文字とピンクのハートの絵文字が映し出された。
英メディア『The Sun』は、この時、観客席で多くのファンがリアムを偲び、すすり泣く声が聞こえたと伝えている。
ゼインは赤いベースボールキャップを被り、米ラッパーの故2パックをプリントした黒いTシャツを着て登場し、パフォーマンスを披露した。
そしてマイクを持つと「君が恋しいよ、リアム」と述べ、背後のスクリーンを指差して「君はそこで、俺と一緒にいるんだ」と伝える場面も見られた。
「ワン・ダイレクション」は2010年に結成され、世界的な人気を博したが、2015年3月の香港公演を最後にゼインが脱退した。翌年にはグループが無期限の活動休止に入った。
その後、ゼインはソロ歌手として活動を開始し、他のメンバーもそれぞれソロとして成功を収めた。
ゼインはリアムの死後、自身のInstagramに公開した追悼文で、「僕の人生で最も困難な時期を支えてくれた君に、お礼を言うことができなかった」と後悔の念とともに、彼に対する感謝をこのように綴っていた。
「僕が17歳の子どもで家族が恋しかった時期、君はいつも前向きな見通しと、安心させるような笑顔でそばにいてくれた。君は僕の友人であり、愛されているということを教えてくれた。」
「僕は君との思い出をいつまでも大切にするよ。」
画像は『Zayn Malik Instagram「Love You Bro」』『Remembering Liam Payne X「Zayn Malik’s tribute to Liam Payne at his concert in Leeds tonight.」』『One Direction Instagram「Bangkok #OnTheRoadAgain2015」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
記事提供元:テックインサイト
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