綾瀬はるかがローラースケートの大沢一菜を追いかける姿 不思議な世界観 「ルート29」本編映像
綾瀬はるか主演、森井勇佑監督作「ルート29」(公開中)から、のり子(綾瀬はるか)とハル(大沢一菜)がすれ違う本編冒頭の映像が公開された。
映像は、先生が修学旅行中の生徒に注意をするシーンの長回しからはじまり、そこから街中を抜け出して、不思議な3人の女性の前を駆け抜けていく生徒たちの姿が映し出される。生徒たちが見つけ出した路地裏には、綾瀬演じるのり子がひっそりとたたずむ。そしてそこを大沢演じるハルがローラースケートで通り過ぎ、のり子が追いかける。見失ってしまったのり子は、ノートに「3回目 今回も見失う」とメモを残す。冒頭から、森井勇佑監督の前作「こちらあみ子」を思い起こさせる、不思議でおとぎ話のような世界観の映像が展開される。
また、本作の小説版書籍(ノベライズ)の発売も決定した。森井監督が詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションうけて脚本にした本作を、「ノベライズ 花束みたいな恋をした」の黒住光が小説に仕立てた。装幀は名久井直子が手がけ、書籍の装画・挿絵や広告などのイラストレーションを手がける漫画家・西村ツチカが装画を担当している。
「ルート29」は、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受けた作品。他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出て、奇妙な人たちと出会うことや、少しずつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いたロードムービーとなっている。
監督を務めるのは、デビュー作「こちらあみ子」で、第27回新藤兼人賞の金賞をはじめ、数多くの賞を受賞した森井勇佑。映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1カ月に渡り旅をし、脚本を完成させた。主演は、さまざまジャンルで多岐に渡るキャラクターを演じてきた綾瀬はるか。本作ではかつて綾瀬が演じてきたキャラクターや、親しみやすくほがらかな印象とは異なる清掃員の女性・トンボを演じる。ハル役を、「こちらあみ子」でデビューを飾った大沢一菜が務める。
【作品情報】
ルート29
全国公開中
配給:東京テアトル リトルモア
©︎2024「ルート29」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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