化粧品解説YouTuber、化学物質過敏症を告白 「発信者生命にも関わる持病」
11月8日、「かずのすけ」(登録者数54万人)がYouTubeチャンネルを更新。持病の「化学物質過敏症」について告白しました。
発信者生命にも関わる持病を告白
かずのすけは化学の専門知識をもとに、化粧品や美容に関する情報を発信しているYouTuberです。
かずのすけは、「私の発信者生命にも今後必ず関わってくるだろうと思っている持病というものについてお話ししていくんだけど」と切り出します。その持病とは化学物質過敏症というものだそうです。化学物質過敏症は略してCSなどとも呼ばれ、有機化合物など人工的に生成されたものが原因で人体に様々な悪影響が及ぼされる病気です。かずのすけの場合は特に、化粧品や柔軟剤などに配合されている香料に反応して咳などの症状が出てしまうといいます。
かずのすけは、
みなさんが考えるものでいちばん近しい症状は何かと言うと花粉症だと思ってるんですよ。花粉症って植物とかが出す花粉みたいな微粒子を吸入したり目に入ったり、粘膜に付着するとそれに対してアレルギー症状が出てしまって鼻が詰まるとか咳が出るとか目が痒くなるとかそういう症状が起こると思うんだけど、それが様々な化学物質でも起こりうるというのが簡単に言えば化学物質過敏症の本質だと僕は思っています。
と解説しました。
人によってキーとなる物質はさまざまなのだそうですが、「化学物資」過敏症という名前のせいで「全ての化学物質が悪いとか言ってる神経質な人」という誤解を招く可能性もあるといい、「言葉があまり良くない」と漏らしました。
症状は年々少しずつ悪化していき、ある時期から香料系の成分を吸入すると咳が止まらなくなってしまってしまったのだとか。かずのすけはまた、幼少期からアトピーにも悩まされており、過敏症によるストレスがアトピーを悪化させるという悪循環に陥っているのとのこと。特に症状がひどかったのは半年前で、本来だったら30分で済むような撮影が、咳のせいで1時間を超えるなどYouTube活動にも支障が出ていたそうです。
普通の生活は不可能…?かずのすけの対策
かずのすけはこの病気の対策として、住宅の全ての部屋に空気清浄機を設置したり化粧品を倉庫に格納したりして「できるだけ香りがないように生活している」といいます。化学製品は無香料のものしか使用しません。
また、自身で会社を経営しているかずのすけですが、自分が仕事をするスペースには他人を入れないといい、
人と一緒に仕事ができない状況で、化粧品だとか柔軟洗剤のちょっとした香りがついてるだけでもすごいもう無理になっちゃってるので基本的にはもう常に1人でいると。だから普通の会社とかでは間違いなく生活できないと思う。
と語りました。
香りは「気化した科学物質」であるといい、良かれ悪かれ人体に大きな影響を及ぼす可能性があると力説するかずのすけは、メーカーに向けて「考えずに入れてるんだったら入れないでほしいなっていう風に僕は思ってます入れる必要がないなら入れなくてよくない?」と呼びかけました。
柔軟剤や香水をつけるのが好きな人たちに向けては「あなたが大好きな香りでも横にいる人にとっては、ここにいても立ってもいられないぐらいダメな香りってことも本当にある」と注意喚起しています。
今後については、「今までどおりやっていくんですけど大半の香料製品についてはいい印象をやっぱりお伝えすることは難しい」としつつ、「いろんな化粧品を購入して目の前に置いとくこと自体を諦めねばならないということがいずれ来るんだろうなと。ただ、その日までは頑張って発信続けようと思います」と話していました。
この動画のコメント欄では、
かずのすけ先生、以前生配信で咳で辛そうにされていたのを覚えています
先生のことが大好きなので、無理なさらず、ご自分のお身体を優先して欲しいです
日本人は体臭が強い人種ではないのに、香水以上に柔軟剤の香料はやけに強いのが前々から不思議でした。ドラッグストア等では「無香料」を探すもほとんど見つからないですよね…。私もアレルギー・アトピー体質の喘息持ちなので無香料製品を前々から求めています。企業及びメディアの意識改革を求めます。
医療従事者として、かずのすけさんやコメントされた方の苦しみがとても伝わりました。
自分自身も他者に不快感を与えてないか、今一度見直したいです
といった反応が寄せられています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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