『マイナンバーカード』8割が持ち歩くも、約6割が活用できていない現状【ノートン調べ】
2024年12月2日から現行の健康保険証の新規発行・再発行が終了し、それに伴いマイナンバーカードが健康保険証代わりとなるが、いったいどれくらいの人がマイナンバーカードを所有しているのだろうか。また、所持している人はどのように活用しているのだろうか。今回は、マイナンバーカードに関する調査結果を紹介しよう。
マイナポイント目当てで取得もマイナカードの活用法は不明?
消費者向けセキュリティブランド「ノートン™」は、2024年10月16日~10月18日、20代~70代の男女1200人を対象にインターネット調査を実施した。
マイナンバーカードの取得について質問すると、48.8%が取得していることがわかった。カードの管理方法について質問すると、最も多かったのは「財布などに入れて持ち歩く」が53%で、次いで「必要な時に携帯する」が30.2%だった。全体の8割以上が自宅の外に持ち出してマイナンバーカードを使用しているようだ。
また、マイナンバーカードをどの程度活用できているか聞いたところ、24.4%が「活用できていない」、35.2%が「どちらかというと活用できていない」と回答しており、約6割がマイナンバーカードを活用できていないと感じているようだ。
そもそも、どんな目的でマイナンバーカードを入手したのか聞いてみると、51.8%が「マイナポイントの利用を目的」と回答。マイナポイント付与を理由に取得した人が多く、「利便性を求めて」と回答した人はわずか10.3%に。入手したはいいものの、マイナンバーカードを得たあとの使い道については十分に認知されていないことが判明した。
マイナンバーカード不正利用によるトラブルも多い
身分証明や保険証といった機能が付いたマイナンバーカードだが、利用を巡るトラブルは起きていないのだろうか。実際、読み取り時のエラーやログインの不具合といったシステム上の問題をだけでなく、不正購入での悪用や偽造マイナンバーカードを使用したスマホの乗っ取りなど、個人情報の流出に関わる問題まで幅広く発生しているようだ。マイナンバーカードに関するトラブルを経験したことがある人に聞いたところ、平均被害額は111,730円、最大被害金額は500万だという。普段の活用が少ないマイナンバーカードだからこそ、不正利用に気づくのが遅くなってしまうかもしれない。被害を未然に防ぐためにセキュリティ対策を行う必要があるだろう。
出典元:【株式会社ノートンライフロック】
※サムネイル画像(Image:yu_photo / Shutterstock.com)
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
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