米国L.A.B. GOLFが、アダム・スコット監修の新作マレット『OZ.1』シリーズを発表
米国L.A.B. GOLFが、新作パターをアナウンス。「ツアーにインスパイアされたデザインとライ角バランスが融合。『OZ.1』パターがまもなく登場します」とし、同社初のインサート入り『OZ.1i』を12月発売、インサート無しの『OZ.1』ストックモデルを来年1月に発売する他、個別にシリアル番号の付くカンガルーロゴの『OZ.1スペシャルリリース』カスタムパターを12月に発売する。
少し前に、アダム・スコット自身が実戦投入しており、SNSでは「宇宙船のようなマレット型パター」と表現されていた『OZ.1』シリーズ。これまで異型の『DF2.1』や『DF3』、ツノ型の『MEZZ.1』『同MAX』と一風変わった形状が多かったが、今作は歴戦の猛者であるアダム・スコットがデザイン監修を務めた。同社はそのエピソードをこう明かす。
「我々はずっとツアーにインスパイアされたパターを作りたいと思ってきて、長年ツアー選手について学んできたことから、それは楽しいだろうと考えました。彼らは形やフィーリングへの感度は明らかにレベルが違います。また、タイミングも良かったです。過去数年にわたり、我々はライ角バランスを深く理解し設計面でさらに多くの可能性を引き出せるようになりました。そこで、2023年の初めに友人のアダム・スコットに、我々とのコラボに興味があるかどうか尋ねました…そして、彼が『はい』と言ったとき、私たちはちょっと踊りました。『OZ.1』のデザインプロセスは、アダム・スコットと一杯飲みながら始まり、スコットは彼が求める外観について2つの重要なフィードバックを提供してくれました。
アダムは、ある2021年型の高性能ドイツ製スポーツカーのリアエンドが好きで、そこからパターのリアデザインをスタートしました。パターの前面では、アダムは我々に、史上最も有名なマレットパターの1つを再現するよう依頼。ここでの推測はインターネットに任せることにします。最初のプロトタイプでは、スポーツカーの背面とマレットパターの前面の形状を解釈しました。アダムは、非常に気に入った点もありましたが、彼の提案を我々が思ったほど額面通りに受け止める必要はないとも教えてくれました。彼は我々に創造性を発揮するよう促し、その後、さらに多くのプロトタイプと会話を経て、我々は誇りを持ってこの形状にたどり着いたのです」(同社)
また、同社初のインサートについてもこう説明する。
「インサートは見た目がかっこいいのは確かですが、機能的にも理由があります。ゴルファーの中には、インパクト時の特定の音と打感を好む人もいます。『OZ.1i』には、より硬い打感とより速いボールスピードを生み出すステンレススチールインサートが使用されています。また、より柔らかい打感の一体型ですべてアルミニウムの『OZ.1 Custom』および『OZ.1 Stock』モデルもあり、こちらは『DF3』の打感を好む人に人気があります。サイズと形状は『OZ.1i』と『OZ.1』はまったく同じです。
当社は『OZ.1』を微調整するのに多くの時間を費やし、音と打感の点でこれまでで最も『普通の』マレットパターに仕上げました。これは『OZ.1i』と『OZ.1』の両方に当てはまります。最も重要なのは、当社のマレットで知られている寛容性を維持し、『OZ.1i』と『OZ.1』が安定性の点で非常に人気のある『DF3』および『MEZZ.1 MAX』パターに匹敵するようにしたことです。当社のすべてのパターと同様に、『OZ.1i』と『OZ.1』は 100%ライ角バランスが取れています」(同)
アダム・スコットの影響もあり、ここ2年ほどでフェース開閉のない【ライ角バランス】の性能に気付いたルーカス・グローバーや、カミロ・ビジェガスの復活で一気に注目度が増した同社。その後、今年に入ってフィル・ミケルソンのほか、直近でリッキー・ファウラーが『DF3』を投入してさらに人気が加速、米国でもずっと供給難が続いているとか。『OZ.1』を手に入れるには、世界のゴルファーの長い行列に並ぶ必要がありそうだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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