気まぐれな全英の風に翻ろう 久常涼は『76』の出遅れ「いまの実力はこんなもん」
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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<全英オープン 初日◇18日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>
「けっこう冷たく重い風がずっと吹いてたので、そこのアジャストがうまくできなかったり…少し残念なラウンドでした」
世界最古のメジャー大会に初出場する久常涼は、1バーディ・6ボギーの「76」で第1ラウンドを終えた。風が強く気温も低かったなかでの一日を苦い表情で振り返る。
大会前の練習日はアウトコースの風がフォローだった。その状況のなか調整していたが、この日の風向きは真逆で右側の海からアゲンスト。気まぐれな全英の天気の洗礼を浴びた。出だし1番はティショットを左のラフに入れ、2打目はグリーンに届かず左手前のポットバンカーへ。ピン右上につけて2パットのボギー発進と朝イチから向かい風にやられた。
「前半がすごくアゲンストで、後半フォローになるという感じ。思ったより前半いいようにいけばよかったんですけど、そこで流れをつかみきれなかったのが…。悔しいですけど、いまの実力はこんなもんです」。難コンディションに対応できなかったことを痛感する。
そのなかでも「もう少しできたんじゃないのかな…」という思いもある。初めての欧州でのメジャー初日は、もどかしく苦しい一日となった。「あした巻き返したい。この天候がずっと続けば、けっこうタフなスコアになると思う」。5オーバーは96位タイ。ただアンダーパーは17人と全体的にスコアは伸びておらず、2日目も諦めムードになる必要はない。「明日に向けて少し休んで準備してやっていきます」。決勝ラウンド進出に向けて、巻き返しを狙って調子を整えていく。(文・高木彩音)
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