三度目の正直へ 渋野日向子はバーディ合戦に挑む「グリーン上が勝負」
<Danaオープン 事前情報◇17日◇ハイランド・メドウズGC(オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>
メジャー今季第4戦「アムンディ・エビアン選手権」を終えて、渋野日向子は大西洋を渡った。51位で終えたエビアンに「悔しい結果にはなった」と口にする一方、「予選を通過して最後まで戦えたのは良かった。最終日の後半はノーボギーのアンダーで回れた」と大会を放送するWOWOWのインタビューで振り返り、苦手意識もあった地でのサンデーバックナインの追い上げには満足感もみせた。
そこでは古江彩佳のメジャー初制覇を見た。2021年12月の米最終予選(Qスクール)をともに突破した2つ年下の“同期”。「勝つべくして勝った選手なので、不思議に思わなかった。うれしかったし、自分も頑張ろうと思った」。快挙を祝福するとともに、“全英覇者”渋野もつぎの勝利を目指していく。
開幕前日のプロアマでは午前7時からイン9ホールを回った。火曜日も午前中に練習ラウンド。フランスからの移動でも「(時差ボケは)大丈夫だと思う。きょうも朝からだったし(笑)。いままでに回ったことのあるコースなので、ちょっと気楽には入れたかな」と話す。
ルーキーイヤーから出場し、これが3回目。過去2年間は伸ばしあいについていけず、予選落ちに終わっている。「あまりいい印象はない。でも去年に比べてグリーンがすごく奇麗だと思った。あまりポアナっぽくないというか」と、1年ぶりの景色は少し明るく見える。「グリーン上が勝負。ショットも重要。グリーンが小さいとこもあるし気をつけなきゃ」。昨年は予選2日間で5個にとどまったバーディを、今年は量産したい。
2位に入った「全米女子オープン」から6試合連続で予選通過。全米まで9試合に出場して予選落ち6回(1試合は予選カットなし)だったことを考えれば、充実の初夏を過ごせている。「ここまで1カ月くらいはいい感覚で来ている。しっかり一打一打に集中して、予選を通過して、上の方で戦えるように気を引き締めて頑張りたい」。“三度目の正直”に向けて、果敢に攻めていく。
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