初シードを狙う注目ルーキー・菅楓華が新1Wをバッグイン「抜け球がなくなった」
<樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇24日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>
プロ1年目で第2回リランキングを突破し、レギュラーツアーで奮闘を続ける19歳の菅楓華。9月の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」では、初の最終日最終組を経験するなど、初優勝への期待がかかるルーキーの1人だ。
昨年の最終プロテストに合格してからおよそ1年。「毎日ゴルフができていて、本当にたくさん経験ができているので、すごくいい1年になっています」。昨年12月のファイナルQTでは、スコア誤記で失格となりQTランキング104位で始まったルーキーシーズンだが、充実した1年を過ごしている。
そんな菅だが、スリクソンの新ドライバー『ZXi TR』を前週の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」から使用している。「顔が変わって、最初はあまり打てなかったけど、調整を重ねて気持ち悪さもなくなってきました。あとは球の強さもでていますし、抜け球がなくなってきましたね」と、好感触を得ている。
一方、悩みの種はパッティング。練習場でもオデッセイの担当者と話し込む場面が見られた。「最終日にパターでスコアを落としがちなところがある。最後はバターというのは、分かっているけど、なかなかバーディを決めきれなかったり。ちょっとしたことが大きなズレになっていたので、 調整をしていい感じになってくれればなと思います」。
現在のメルセデス・ランキング(MR)は62位。来季のシード権は、11月の「大王製紙エリエールレディス」終了時点でMR50位以内にいる選手に与えられる。今大会を入れて残り3試合(出場権がないTOTOジャパンクラシックは除く)。現在の50位との126.08ポイント差を追いかける。
「まだ狙える位置にいるので1試合、1試合がすごく大事になってくる。でも、ポイントだけを意識してしまうと自分のゴルフができないと思うので、いつも通りにプレーして、あとはやるだけかなって思います」。まずはプレーに集中し、地道にポイントをつみ重ねる。(文・神吉孝昌)
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