英国予選会突破の川村昌弘が2度目の出場 欧州主戦の“いま”だから思う「ホームでやるメジャーみたいな」
<全英オープン 事前情報◇16日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>
2018年に日本で行われた「〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤルゴルフクラブ」で2位に入り同年の「全英オープン」に出場していた川村昌弘。今年は英国での予選会を突破して6年ぶり2度目の出場となる。
「前回は日本から急に行って“お客様感”がありましたけど、こっちにいる期間が少し長くなってきて、“ホームでやるメジャー”みたいな感覚は少しあります」。18年のDPワールド(欧州)ツアーの予選会を突破し、主戦場を移した川村は初出場のときと挑む心境が違うと話した。
これまでのいろいろなリンクスコースでプレーしているが、ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)は一味違う。「いろんなリンクス、割とプレーしているほうだと思いますけど、(バンカーが)けっこう深くて、本当に出すだけになるし、出すのも難しい状況もあるかもしれない」。特にバンカーはこれまで経験したコースのなかでも難しく感じていた。「バンカーに入れない。もう目に見えてわかることですけど、けっこうそれが大事になる」とスコアを崩す原因を避けるためにも、クラブ選択がカギとなりそうだ。
今季は欧州ツアーにこれまで15試合出場しているが、「今年ヨーロッパに来てからほとんど予選落ちしていて、全然良くない」と8試合予選落ちを喫している。最高位は1月の「ヒーロー・ドバイ・デザートクラシック」と日本で行われた「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の7位タイ。ここ最近の4試合はすべて決勝ラウンドに進めず、苦戦している。
しかし、7月2日に行われた「全英予選だけ急に良いゴルフして」と自身でも予想外の復調の兆しを見せた。それでも、「期待させておいて(笑)」と先週の「ジェネシス・スコットランド・オープ」では予選落ち。「全然上手くいかないじゃないかみたいになってる」とそう簡単に調子を取り戻せたわけではなかったことを痛感した。
「球が曲がることもないし、パターが入っていればもう少しスコアになっている部分もあったりとか、特別絶不調ですとかではないので、いつかよくなるんじゃないかな。ここで急にいい方に行けばうれしいです」。全英予選で良かったからこそ、この本戦でも良いゴルフがしたい。そういう期待も持ちながら、慣れた欧州の舞台で世界最古のメジャーに再挑戦する。
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