「シナぷしゅ」つきうた「まほうしょうじょミナモ」<飯田佳奈子P×駒﨑友海>が語る誕生秘話
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
民放初の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」(テレビ東京系列6局ネット 毎週月~金あさ7時30分~8時、テレビ東京ローカル 夕方5時30分~5時55分)。
【動画】「ぷれしゃす!まほうしょうじょミナモ」主題歌「スパークル」(うた:やなぎなぎ)
【動画】「おとなぷしゅ」つきうた解説!2024年10月のうた「スパークル」
番組内の人気コーナー、毎月変わるオリジナルソング"つきうた"。2024年10月の"つきうた"は、前代未聞!? 架空のアニメ「ぷれしゃす!まほうしょうじょミナモ」の主題歌「スパークル」をお届け! SNSでも「作詞・児玉雨子さん、作曲・半田翼さん、歌・やなぎなぎさんってスゴすぎ!」「アニソン好きの心を捉える名曲」と話題です。
「テレ東プラス」は、統括プロデューサー・飯田佳奈子さんと、アニメーションを担当した駒﨑友海さんにインタビュー! 制作秘話を伺いました。
▲写真左から駒﨑さん、飯田プロデューサー
――架空のアニメの主題歌を作ってしまうとは、斬新です。まずは企画が立ち上がった経緯から教えてください。
飯田「『番組でいつかアニメソングを作りたい』という思いがあったのですが、当然ながらアニソンを作るにはアニメ作品が必要です。リソースが限られている『シナぷしゅ』で実現するのは難しいと思っていましたが、駒ざきさんとアニソンの話になった時、ダメ元で『美少女キャラって描けますか?』と聞いたところ、『描けますよ』と言ってくださったんです。そこで、テーマソングだけ作ることに。
私たちがどんなアニメを見て育ったか話し合った結果、女の子の永遠の憧れである"魔法少女もの"がいいという結論に至りました。作詞・児玉雨子さん、作曲・半田翼さん、歌・やなぎなぎさんという豪華メンバーにお願いすることができ、想像を超えた素晴らしいアニソンが完成しました」
――架空のアニメとのことですが、どんな設定なのでしょう。
飯田「魔法少女ものは悪役を倒すのが王道ですが、『シナぷしゅ』でそれをするのはちょっと違うかなと思い、ミナモちゃんが"自分の中の苦手"と戦うストーリーにしました。もしも全12話のアニメになったとしたら、ミナモちゃんが各話で苦手なことに挑戦し、成長していくエピソードになると思います。
アニソンといえばクレジットの出し方も重要なので、そこにもこだわりました。最後にテレ東のロゴを大きく入れたことで、よりアニソン感が増したと思います」
駒﨑「魔法少女ものの主人公は小学校高学年〜中学生であることが多いのですが、『シナぷしゅ』は幼児向けの番組なので、ミナモちゃんは5〜6歳に設定しました。ミナモちゃんは成長過程の女の子。同年代のお子様にも共感してもらえたらうれしいです」
――短い尺でありながらミナモちゃんの成長過程がしっかり描かれていて、最後は親世代にもグッとくると思います。制作する上で苦労したことはありますか?
飯田「本来、アニメの制作は作画や色彩など各パートに担当者がいて、チームで進めるのが一般的です。でも今回は、駒﨑さんがその全工程を一人でこなしていて、本当にすごいと思いました」
駒﨑「制作期間は家にこもって、毎日ひたすら描いていました。根気が必要でしたが、キャラクターが動いた瞬間が本当にかわいくてうれしくて、作業を続けることができました。
ミナモちゃんの表情にもこだわりました。最初は不安、最後は自信に満ちた表情になっています。曲の最初と最後にミナモちゃんが手を伸ばすシーンがあるんですけど、この手の伸ばし方も心境によって変えているので、ぜひ注目してください」
――飯田さんは初めて完成作品をご覧になった時、どう思いましたか?
飯田「『駒﨑さん、やってくれたな!』と思いました(笑)。遊び心がしっかり表れていて、素晴らしい作品だと思います。たった2分間で、ミナモちゃんのキャラクターやストーリーが自然に想像できるので本当にすごいですよね。ミナモちゃんの周りを飛び回っているキャラクターもかわいいです」
駒﨑「ぷしゅぷしゅやにゅう、ライオンくんやかぜちゃんが彼女の成長を見守ってきたという妄想をしながら描きました。ミナモちゃんが魔法を覚える時に応援したり、苦手な野菜を食べる時に励ましたり…視聴者の皆さまにも、ストーリーを想像していただけたらうれしいです」
――9月に行われた、テレビ東京開局60周年記念特別企画「ぷしゅソングフェス 全国ツアー」も大盛況でした!
飯田「『シナぷしゅ』が始まった当初はコロナ禍だったので、イベントに対する憧れが強かったんです。大阪公演はチケットが完売で、総勢5300人を超えるお客がきてくださり、本当に驚きました。イベントは生ものなので、例えば会場に来る途中で、お子様が転んでけがをしてしまわないかなど、心配は尽きません。そういった部分での大変さはありますが、会場でたくさんの笑顔に触れ、無事に終わった後の達成感は格別です。
また、ご家族向けのイベントなので、子どもが急に熱を出して行けなくなったとしても、ギリギリ諦めがつく金額であることも大切かなと。私も2児の母で下の子どもがまだ1歳なので、そういった立場からも価格にはこだわりました。
東京公演では私も演奏するので、今から緊張しています。子どもをお風呂に入れて寝かしつけてからレッスンに通っていますが、これがなかなか大変で。でも、それも含めてみんなで楽しく準備していますので、親御さんたちが育児と仕事を両立させるパワーにつながればうれしいです」
――東京公演も楽しみです! 最後に今後の展開を教えてください。
飯田「大阪でのライブを経験して、日本各地に『シナぷしゅ』ファンがいることを実感しました。将来的には海外でもライブを行い、世界中の赤ちゃんに楽しんでもらいたいです」
【動画】「ぷれしゃす!まほうしょうじょミナモ」主題歌「スパークル」(うた:やなぎなぎ)
【動画】「おとなぷしゅ」つきうた解説!2024年10月のうた「スパークル」
番組内の人気コーナー、毎月変わるオリジナルソング"つきうた"。2024年10月の"つきうた"は、前代未聞!? 架空のアニメ「ぷれしゃす!まほうしょうじょミナモ」の主題歌「スパークル」をお届け! SNSでも「作詞・児玉雨子さん、作曲・半田翼さん、歌・やなぎなぎさんってスゴすぎ!」「アニソン好きの心を捉える名曲」と話題です。
「テレ東プラス」は、統括プロデューサー・飯田佳奈子さんと、アニメーションを担当した駒﨑友海さんにインタビュー! 制作秘話を伺いました。
▲写真左から駒﨑さん、飯田プロデューサー
悪役と戦うのではなく、"自分の中の苦手"と戦うストーリー
――架空のアニメの主題歌を作ってしまうとは、斬新です。まずは企画が立ち上がった経緯から教えてください。
飯田「『番組でいつかアニメソングを作りたい』という思いがあったのですが、当然ながらアニソンを作るにはアニメ作品が必要です。リソースが限られている『シナぷしゅ』で実現するのは難しいと思っていましたが、駒ざきさんとアニソンの話になった時、ダメ元で『美少女キャラって描けますか?』と聞いたところ、『描けますよ』と言ってくださったんです。そこで、テーマソングだけ作ることに。
私たちがどんなアニメを見て育ったか話し合った結果、女の子の永遠の憧れである"魔法少女もの"がいいという結論に至りました。作詞・児玉雨子さん、作曲・半田翼さん、歌・やなぎなぎさんという豪華メンバーにお願いすることができ、想像を超えた素晴らしいアニソンが完成しました」
――架空のアニメとのことですが、どんな設定なのでしょう。
飯田「魔法少女ものは悪役を倒すのが王道ですが、『シナぷしゅ』でそれをするのはちょっと違うかなと思い、ミナモちゃんが"自分の中の苦手"と戦うストーリーにしました。もしも全12話のアニメになったとしたら、ミナモちゃんが各話で苦手なことに挑戦し、成長していくエピソードになると思います。
アニソンといえばクレジットの出し方も重要なので、そこにもこだわりました。最後にテレ東のロゴを大きく入れたことで、よりアニソン感が増したと思います」
駒﨑「魔法少女ものの主人公は小学校高学年〜中学生であることが多いのですが、『シナぷしゅ』は幼児向けの番組なので、ミナモちゃんは5〜6歳に設定しました。ミナモちゃんは成長過程の女の子。同年代のお子様にも共感してもらえたらうれしいです」
――短い尺でありながらミナモちゃんの成長過程がしっかり描かれていて、最後は親世代にもグッとくると思います。制作する上で苦労したことはありますか?
飯田「本来、アニメの制作は作画や色彩など各パートに担当者がいて、チームで進めるのが一般的です。でも今回は、駒﨑さんがその全工程を一人でこなしていて、本当にすごいと思いました」
駒﨑「制作期間は家にこもって、毎日ひたすら描いていました。根気が必要でしたが、キャラクターが動いた瞬間が本当にかわいくてうれしくて、作業を続けることができました。
ミナモちゃんの表情にもこだわりました。最初は不安、最後は自信に満ちた表情になっています。曲の最初と最後にミナモちゃんが手を伸ばすシーンがあるんですけど、この手の伸ばし方も心境によって変えているので、ぜひ注目してください」
――飯田さんは初めて完成作品をご覧になった時、どう思いましたか?
飯田「『駒﨑さん、やってくれたな!』と思いました(笑)。遊び心がしっかり表れていて、素晴らしい作品だと思います。たった2分間で、ミナモちゃんのキャラクターやストーリーが自然に想像できるので本当にすごいですよね。ミナモちゃんの周りを飛び回っているキャラクターもかわいいです」
駒﨑「ぷしゅぷしゅやにゅう、ライオンくんやかぜちゃんが彼女の成長を見守ってきたという妄想をしながら描きました。ミナモちゃんが魔法を覚える時に応援したり、苦手な野菜を食べる時に励ましたり…視聴者の皆さまにも、ストーリーを想像していただけたらうれしいです」
将来的には海外でも…世界中の赤ちゃんに楽しんでもらいたい
――9月に行われた、テレビ東京開局60周年記念特別企画「ぷしゅソングフェス 全国ツアー」も大盛況でした!
飯田「『シナぷしゅ』が始まった当初はコロナ禍だったので、イベントに対する憧れが強かったんです。大阪公演はチケットが完売で、総勢5300人を超えるお客がきてくださり、本当に驚きました。イベントは生ものなので、例えば会場に来る途中で、お子様が転んでけがをしてしまわないかなど、心配は尽きません。そういった部分での大変さはありますが、会場でたくさんの笑顔に触れ、無事に終わった後の達成感は格別です。
また、ご家族向けのイベントなので、子どもが急に熱を出して行けなくなったとしても、ギリギリ諦めがつく金額であることも大切かなと。私も2児の母で下の子どもがまだ1歳なので、そういった立場からも価格にはこだわりました。
東京公演では私も演奏するので、今から緊張しています。子どもをお風呂に入れて寝かしつけてからレッスンに通っていますが、これがなかなか大変で。でも、それも含めてみんなで楽しく準備していますので、親御さんたちが育児と仕事を両立させるパワーにつながればうれしいです」
――東京公演も楽しみです! 最後に今後の展開を教えてください。
飯田「大阪でのライブを経験して、日本各地に『シナぷしゅ』ファンがいることを実感しました。将来的には海外でもライブを行い、世界中の赤ちゃんに楽しんでもらいたいです」
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。