発明したのは日本人?!インスタントコーヒーによって一気に儲けたコーヒー豆の生産量が世界第2位のコーヒー大国とは?【図解 地理と経済の話】
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
日本人が発明したインスタントコーヒーによって一気に儲けた国がある【図解 地理と経済の話】
インスタント用品種の生産地ベトナム
ベトナムはコーヒー豆の生産量が世界第2位のコーヒー大国です。17~18世紀にキリスト教の宣教師によって伝えられ、19世紀にフランスの植民地となってから大規模な生産が行われるようになりました。
日本人が好きなコーヒー豆の銘柄を挙げるとしたら、キリマンジャロ、ブルーマウンテン、コナ、グァテマラといったあたりのアラビカ種になるでしょうか。ベトナムでもアラビカ種は栽培されています。しかし、ベトナムで主に栽培されているのはロブスタ。アラビカ種に比べ、ロブスタは苦味や渋みが強く、レギュラーコーヒーとしての評価が低いのです。
ただしその一方で、ロブスタはカフェオレやアイスコーヒーとしてよく飲まれており、需要がないということではありません。
エスプレッソにも必ずブレンドされています。何よりインスタントコーヒーや缶コーヒーの原料として使われているのは、主にロブスタなのです。
ちなみに、現代の生活に溶け込んでいるインスタントコーヒーですが、即席化をはじめて成功させたのは化学者の加藤サトリという日本人だとされています。つまりベトナムは、日本人が発明したインスタントコーヒーを一大産業にした国ということになります。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 地理と経済の話』
記事提供元:ラブすぽ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。