歯医者が初診でやたらとレントゲンを撮りたがる本当の理由とは?【経済とお金の話】
イチオシスト
1960年代から80年代までの歯科医は儲かり「歯科医・産婦人科医・パチンコ屋」は脱税御三家と称されました。健康保険適用除外の診療技法が多く、虫歯に苦しむ子どもも多かったからです。
90年代からは、保険診療の幅も広がり、厚労省が歯科大を新設したり、定員を増やして歯科医を激増させました。2018年末では、医師数約33万人に対して歯科医師数が約11万人、全国の歯科診療所数は約7万近く、コンビニの約6万店より多くなり、歯科医は過当競争で儲からなくなりました。今や多額の借金を抱えて倒産したり、自殺する歯科医も珍しくないのです。
歯科医院は設備や機材費にお金がかかり、親の後継でない新規開業は厳しいのです。歯科大6年間の学費の元を取るのも大変です。国立は約350万円ですが、私立は2千万円台もザラで、3千万円超えもあります。こうなると保険適用でない自由診療で稼ぎたくなるのも、むべなるかな――なのです。
そこで、インプラントをすすめる歯科医も増えました。原価1本1~5万でも、35~50万円の施術料金となり非常に儲かるからです。激安価格を宣伝して追加料金で儲ける悪徳歯科医も登場しています。また、歯列矯正やホワイトニングをすすめる審美歯科標榜の歯科医も増えました。歯をまとめて処置し、効率よく儲けられるからです。いずれも自由診療なので料金は歯科医次第です。
保険診療の場合でも、初診でやたらとレントゲンを撮りたがります。「親知らず」を発見すれば、歯周病や虫歯でなくても抜歯の提案ができます。普通の抜歯だと、1本1300~4700円ですが、「親知らず」の埋伏歯は1本1万500円の報酬になるからです。歯科医師も大変なのです。
出典:眠れなくなるほど面白い 図解 経済とお金の話
記事提供元:ラブすぽ
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