河野玄斗がAIとディベート対決 「頭脳王」がまさかの苦戦!?
10月4日、タレントでYouTuberの「河野玄斗」(登録者数128万人)が「AIとディベート対決してみたら超白熱の議論に…!!!」を公開しました。
AIと勝負
河野玄斗は、東京大学理科三類に現役合格し、東大在学中に司法試験に一発合格。さらに2020年3月には医師国家試験、2022年11月には公認会計士試験にも合格した「頭脳王」。第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストではベスト30に選ばれた甘いマスクの持ち主でもあります。
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そんな河野は今回AIのChatGPTとディベート対決をしました。審査員にはディベート部などに在籍経験のある東大生3人を招き、勝敗を判定してもらいます。
ディベート対決 第1戦
第1戦のテーマは「スポーツの審判はAIに任せるべきか人間がやるべきか」。コイントスにより、河野は「AIに任せるべき」という立場で議論することに。
河野はまず、スポーツはルールが厳格に定められているため感情の入り込む余地がなく、審判にはAIの方が優れていると主張。これにChatGPTは、人間の審判は経験に基づいてプレイヤーの意図などの微妙な要素を判断できるため、完全にAIに置き換えるのは危険だと反論します。
河野は、AIのほうが迅速な判断ができる上に、人間の審判が経験に基づいて判断するとスポーツが選手同士の純粋な技術力勝負ではなくなると指摘します。するとChatGPTは、人間の審判によって予測できない要素や人間らしさが加わって観客にとってのスポーツの楽しみが増すと主張しました。
この後、議論は何ターンか続きましたが、河野がどう反論してもChatGPTが「人間の審判によってスポーツにドラマが生まれる」という意見を返す、という堂々巡りになってしまい、ディベートは終了しました。
審査員による判定は3-0で河野の勝利。ChatGPTの挙げる「人間らしさ」がどの程度のものかよく分からなかったのに対し、河野が挙げた「迅速な判断ができる」という点には一定の利益があると認められたこと、ChatGPTの返答が堂々巡りになっていたこと、河野の反論が的を射たものだったことなどが河野の勝因とされました。
河野は「『AIを使わないべき』っていう論をAIに言わせたから多分本気出してない」「試合に負けて勝負に勝つ、みたいな」と冗談交じりに振り返ります。
第2戦
第2戦のテーマは「国にとって大事なのは経済成長か環境保全か」。河野は経済成長側でディベートします。まずChatGPTは、環境が破壊されれば資源の枯渇や気候変動が進み、結果的に経済にも悪影響が出ると主張します。対する河野は、電気自動車を例に、経済成長によって環境保全の技術が生まれることもあると反論します。
ChatGPTは河野の主張を認めつつも、必ずしも経済成長が環境保全に直結するわけではなく、環境に配慮しない開発によって取り返しのつかない状況になるリスクがあるため、持続可能な経済発展に向けた、環境保全のための規制は必要であると訴えました。
この後も順調にディベートは続きますが、先ほどとは打って変わって河野が若干後手に回っている様子です。審査員の判定はなんと0-3でChatGPTの勝利。河野も「防戦一方だった」と振り返ります。
審査員によると「技術革新が環境保全につながる」という河野の主張が、必ずしもそうではないと反論されたのに対し、ChatGPTの「環境保全は持続可能な経済成長の前提である」という主張は普遍的であること、環境が破壊された場合のリスクが大きいことがChatGPTから具体的に提示されたことがポイントになったようです。
最後に河野は「議論に穴がないね」「何か言ったことに対して、一旦受け入れてもらいつつ、『でもこうだよね』っていう間違いのないこと言ってくるから、それを崩すのが結構難しい」「AIの成長もめちゃめちゃすごいから、それに負けずにちゃんと人間側も成長して、今度は勝ち越さないとな」と話し、動画を締めくくりました。
コメント欄では
審査員のコメントがすげえ
AIってこんなに高度なディベートできるくらいに成長してるんか!
新しいバージョンのAIともディベートしてほしいな
といった声が寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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