“わずか十数秒”が命取りに…パリでスリ被害に遭った女性が語る驚きの手口
パリ・チュイルリー庭園で、署名活動を装った少女グループに囲まれ、視界を遮られている間にスマホを盗まれた30代女性の体験談。感動から一転して絶望に突き落とされた手口と、データ消失の悲劇を防ぐための対策を紹介します。
イチオシスト
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※Google Geminiにて作成
プロフィール
- 当時の年代:30代
- 性別:女性
- 当時お住まいの都道府県:東京都
- 当時の職業:会社員(正社員)
- 何人での旅行か:2人。友人同士。
【わたしのイチオシ対策】話しかけられても無視・スマホは物理的に繋ぐ
自身やご家族が体験した海外旅行でのトラブルとその対策についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。
今回は、パリのルーブル美術館近くで「署名活動」を装ったスリグループに囲まれ、一瞬でスマートフォンを盗まれてしまった30代女性の体験談をお届けします。
Q1.旅行先を教えてください。
A. フランス(パリ)
Q2.旅行のスケジュールを教えてください。
A.
【1日目】 午後:シャルル・ド・ゴール空港到着。ロワシーバスでオペラ地区のホテルへ。 夜:近くのビストロで夕食。
【2日目】 午前:ルーブル美術館を見学。 午後:パレ・ロワイヤルを散策後、チュイルリー庭園で休憩。 夜:セーヌ川クルーズ。
【3日目】 午前:エッフェル塔、凱旋門。 午後:シャンゼリゼ通りでショッピング。
【4日目】 終日:モンマルトルの丘、サクレ・クール寺院。ギャラリー・ラファイエットでお土産購入。
【5日目】 午前:ホテル近くのカフェで朝食。 午後:空港へ移動、帰国。
Q3.どのようなトラブルに巻き込まれましたか?
A. ルーブル美術館のすぐ近くで、署名活動を装ったグループに囲まれ、ポケットに入れていたスマートフォンを盗まれました。
Q4.トラブルになったきっかけと、当時の状況や心情を教えてください。
A. ルーブル美術館を見学し終え、興奮冷めやらぬままチュイルリー庭園を歩いていた時です。「英語を話せますか?」と親しげに署名板を持った少女たちに囲まれ、断り切れずに対応してしまったのがきっかけです。たった数十秒の出来事でしたが、彼女たちが去った後にスマホがないことに気づき、頭が真っ白になりました。せっかくの旅行が台なしになった絶望感でいっぱいでした。
Q5.トラブルの内容を詳しく教えてください。
A. 庭園の入り口付近で、突然3〜4人の少女たちに囲まれました。彼女たちは「障害者のためのボランティア署名です」「英語は話せますか?」と非常に熱心に、かつ親しげな笑顔で話しかけてきました。最初は無視しようとしたのですが、彼女たちはバインダー(署名板)を私の胸元に押し付けるようにして物理的に視界を遮り、執拗にペンを渡そうと詰め寄ってきたのです。「ノー」と言いながら身をかわそうとしたのですが、少女たちの強引な動きに翻弄され、一瞬だけ意識を奪われてしまいました。わずか十数秒のやり取りの末、彼女たちが急に諦めたように足早に去っていったのを見て、その時はただ「やっとしつこい勧誘がいなくなった」と安堵してしまいました。しかし、数分歩いたところでポケットに入れていたはずのスマホの感触がありません。しっかりと閉めていたはずのチャックがいつの間にか開けられており、最新のiPhoneが消えていました。ショック以上に、パリの美しい街並みを収めた大切な写真データがすべて奪われたことが何より悲しく、目の前の景色が、一瞬で恐怖と不信感に満ちたものに変わってしまいました。
Q6.どのように解決しましたか?
A. まずは同行していた友人のスマホを借りて、自分のスマホの「デバイスを探す」機能からリモートロックをかけ、データの消去を依頼しました。その後、ホテルのフロントに相談し、最寄りの警察署で「盗難届(ポリスレポート)」を作成してもらいました。フランス語は分かりませんが、英語でなんとか状況を説明しました。結局スマホ自体は見つかりませんでしたが、帰国後にこのレポートを使って、クレジットカード付帯の海外旅行保険の携行品損害補償を申請し、購入代金の一部が保険金として戻ってきました。
■編集部解説
「署名詐欺スリ」はパリの名物とも言えるほど横行しています。署名板で視界を遮り、下でポケットやバッグを探る手口です。どんなに親し気に話しかけられても、油断してはいけません。
Q7.同じような被害を防ぐために、他の人へ伝えたいことがあれば教えてください。
A. 超有名スポット周辺で話しかけてくる人は、疑ってください。署名活動、手品、アンケートなどはすべてスリの「目くらまし」です。 また、物理的な対策としてスマホには必ず「ネックストラップ」をつけ、服の下に入れるようにしてください。カバンはチャック付きのものを前に抱えるのが鉄則です。 さらに、写真はこまめにクラウド(iCloudやGoogleフォト)へ自動保存される設定にしておきましょう。デバイスは買い直せますが、旅の思い出の写真は二度と戻ってきません…。
Q8.海外旅行で気づいた「日本・日本人の良いところ」を教えてください。
A. 「落とし物が戻ってくる」という世界でも稀有な安全性の高さと、公共の場での安心感です。 パリではカフェで席を立つ時、一瞬でもバッグを置いたままにするのは自殺行為です。しかし日本では、カフェで財布やスマホを置いたまま注文に行ったり、トイレに立ったりする光景をよく目にします。それが「平和ボケ」と言われることもありますが、裏を返せば、それだけ日本人が他者を信頼し、誠実であることを前提に社会が成り立っている証拠です。トラブルに遭って常に周囲を警戒しなければならない緊張感の中に身を置いたことで、日本の「誰もがルールを守り、他人の物を盗まない」という道徳観の高さが、どれほど贅沢で幸せなことかを痛感しました。
■編集部まとめ
スマホのネックストラップとデータのクラウド保存は、現代の海外旅行の必須装備と言えるでしょう。
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