【時報の謎】なぜ「104」は消えて「117」は残る?今も現役な「3桁番号サービス」が残る理由とは
2026年3月末、長年親しまれた番号案内「104」が終了します。スマホの普及で役割を終える番号がある一方、なぜか残り続けるのが時報サービス「117」です。「今の時代、スマホの時計で十分では?」と思うかもしれませんが、実はネット時計には構造上避けられない弱点があります。デジタル時代にあえてアナログな「117」が重宝される理由と、意外な活用法について解説します。
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「104」は終了。明暗分かれる3桁番号の現在

104や177(天気予報)が消える一方で、生き残っている「117(時報)」
NTT東日本・西日本は、番号案内(104)と「タウンページ」を2026年3月末で終了すると発表しました。一方で、警察(110)や消防(119)、海難事故(118)などの緊急通報は変わりません。また、災害用伝言ダイヤル(171)や天気予報(177)、そして時報(117)も現役です。多くのサービスが終了する中、なぜ「時報」は生き残っているのでしょうか。
ネット時計はズレる?「117」最大の強みは正確さ
スマホやパソコンの時計は非常に便利ですが、通信の仕組み上、実は数秒程度の「遅延(ラグ)」が発生することがあります。対して、電話回線を使用する時報「117」は、遅延が極めて少ないのが特徴です。
そのため、チケットの先着購入や株取引の開始タイミングなど、1秒のズレが命取りになる場面では、今でもネット時計ではなく「117」を聞きながら待機する人が少なくありません。
電波時計が合わない時も。アナログな調整役として
自動で時刻を合わせてくれる「電波時計」ですが、天候が悪かったり、鉄筋コンクリートの建物内だったりすると電波を受信できず、時刻が狂ってしまうことがあります。そんな時、電話さえ繋がれば確実に正確な時間を教えてくれる「117」は、手動修正の基準として重宝します。
入学試験の試験官など、絶対に時間を間違えられない業務を行う人にとっても、信頼できる「標準器」なのです。
公的な証明にも?意外と知らないプロの活用法
あまり知られていませんが、公的な手続きやシステム管理の現場でも117は活用されています。例えば、重要な契約書に「確定日付」を打つ公証役場や、銀行のシステムメンテナンスなど、厳密な時刻管理が求められるプロの現場では、ネットの時刻ではなくNTTの時報を基準にすることがあります。
災害用伝言ダイヤル(171)と同様、いざという時に「確実に正しい」情報源として、社会インフラの根幹を支えているのです。
【まとめ】便利さの裏にある「不確かさ」を補う117
本記事では、番号案内「104」が終了する中で、時報「117」が生き残っている理由について紹介しました。ネット時計は便利ですが、構造上の「遅延」は避けられません。その弱点を補う「正確性」と「信頼」こそが、117が今も必要とされる理由でした。
デジタル全盛の時代ですが、本当に正確な時間が必要な時は、昭和から続く「あの声」を頼ってみてはいかがでしょうか。
<出典>
NTT東日本┃3桁番号サービスについて
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