割れた器が蘇る!播与漆行(はりよしっこう)の「金継ぎ初心者キット」
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料理家の榎本さんが、「壊れてしまった器は、より素敵にして使い続ける」という考え方に共感して、生活に取り入れているという金継ぎ。そこで初心者でも手軽に試せる、播与漆行(はりよしっこう)の「金継ぎ初心者キット」を紹介してくれました。
イチオシスト:榎本 美沙
料理家/発酵マイスター
会社員時代に、夫婦で作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。
その後、調理師学校を卒業し独立。
雑誌やWEB、企業向けレシピ開発、イベント登壇などで活躍中。
旬の野菜、発酵食品を使った料理が得意。
著書『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社)
※記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。
壊れた器を、ただ直すのではなく、「より素敵にして」使い続ける金継ぎ。それを簡単に体験できる、播与漆行(はりよしっこう)の「金継ぎ初心者セット」が私のイチオシです。
これは、口をつける食器に使用しても安心な「天然漆」を使用しているだけでなく、漆がマニキュアのような筆付きの容器に入っているため、使うときに手間要らずな点が嬉しいです。
また、ていねいな解説書が付いていて教室を開催しているため、金継ぎに詳しくない初心者には特におすすめします。
器が壊れてしまったときに、前向きに考えさせてもらえる手段、それが金継ぎ。器好きの方には是非試してほしいです!
「金継ぎ」で、お気に入りの器に新たな息吹を
大切な器が壊れてしまったら、悲しいですよね。私は料理の仕事をしているので、料理や食卓をより一層引き立ててくれる器はとても大切な存在です。
どの器にも、「この器はあの作家さんからこんな思いで買って、こんな料理を盛り付けたな」とか、「あの撮影で使ったな」、などたくさんの思い出が詰まっています。
金継ぎには、そんな器たちをただ直すのではなく、より美しい姿に変え、新しい命を吹き込むことで大切に使い続けるという考え方があります。器が壊れてしまっても、前向きに考えさせてくれるので、器好きの方には是非試してほしいです!
道具が一括で揃う「金継ぎキット」
伝統的な金継ぎはしっかりとやろうとすると、たくさんの道具と材料が必要になります。漆、漆専用薄め液、金粉、砥石に綿や粉類、筆やヘラ、綿棒など……。
ひとつひとつの材料は決して安くはないので、バラバラに買い揃えると高くなります。そのため、まずはキットを使うのが比較的手軽です。
そこでイチオシなのが、播与漆行(はりよしっこう)の「金継ぎ初心者セット」です。
天然漆で安心、初心者におすすめな金継ぎキット
播与漆行の「金継ぎ初心者セット」がイチオシな理由は3つ。
まず、口をつける食器に使用しても安心な「天然漆」を使用していること。直接口をつけるものなので、確実に安全なものがいいですよね。
マニキュア式のように塗れるキャップ一体型
次に、マニキュア式の漆であることです。本来、金継ぎは専用の液で漆を薄めて使うのですが、これはすでに漆が溶いてあり、手間要らず。
そしてマニキュアのように筆付きの容器なので、手軽に漆を塗ることができます。
※ただし、マニキュア状の筆は細い線は描きづらいので、別途細い筆を用意することをおすすめします。
また、金継ぎの作業は「乾燥」の工程が非常に大切なのですが、小さめの器であれば、キットが入っていた箱に器を入れて乾燥できる、というのも便利です。
ていねいな解説書と教室を開催している
最後は、丁寧な解説書が付いていて教室を開催していること。
付属の解説書では、ひとつひとつの工程を写真付きで丁寧に解説していますし、播与漆行で金継ぎの教室を開催しているので、分からないことがあれば教室に参加して聞くことができます。
金継ぎはひとつの工程を完了したら乾燥させるのに数週間おく必要があったり、工程の数も多いので手間と時間はかかりますが、その分、器への思いは深まるものです。
是非、お気に入りの器を生まれ変わらせて、ものを大切に扱うという体験を一度試してみていただけたらと思います!
※漆は体質によってかぶれる可能性があります。必ずゴム手袋などをして作業してください。
DATA
播与漆行(はりよしっこう)|金継ぎ初心者キット
本体サイズ:幅約18×奥18×高8.5cm
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