3日間でバーディ以上が“15” 岩井明愛が挑むメジャー最高位「ゴルフって最後まで何があるかわからない」
<アムンディ・エビアン選手権 3日目◇13日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
6バーディ・5ボギーの「70」で第3ラウンドを回った岩井明愛は、トータル6アンダー・19位タイで最終日に進む。
「途中まで良い流れかなと思っていたんですけど」と後半の10番までで4つのバーディ(1ボギー)。しかし12、13番で連続ボギーが来てしまう。さらに14番では1つ戻したものの、16番、17番では再び立て続けにスコアを落としてしまう。最終18番パー5はプレッシャーのかかるホールとなった。
「きょうは5番ウッドを入れていて、打てるクラブがあったのでよかったです」とこの日のヤーテージに合わせたクラブ調整がハマった。見事2オンに成功し、2パットのバーディフィニッシュとした。
一日を振り返ると「やっぱりゴルフって最後まで何があるかわからないなっていうのが改めてわかりました」と苦い表情を見せる。今季日本ツアー2勝の22歳はメジャーでゴルフの奥深さを感じ取っている。
そんな岩井のここまで3日間を見てみると、イーグル1個、バーディ14個、ボギーが10個とバーディ以上を15個と量産している。持ち味の攻撃的なゴルフは大舞台でも変わらない。今週はショットも好調。パッティング次第ではもっとスコアを縮められているという自負もあり、ラウンド後には練習グリーンであすに向けての調整に励んだ。
上位をうかがう位置で迎える最終日。昨年のメジャー「AIG女子オープン」(全英)の11位タイを超える順位でフィニッシュできる可能性も見えている。「明日はしっかり伸ばせるように頑張りたい」。この3日間、課題としているパッティングが噛み合うことを願いつつ、最終日も“ゴルフの奥深さ”を楽しみたい。(文・高木彩音)
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