渋野日向子、“ガマンな一日”の締めくくりは14mイーグルで 「最後だけでも良かった」
<アムンディ・エビアン選手権 3日目◇13日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
第2ラウンドが雷雨の影響で順延となり、土曜日は午前7時30分に未消化分の競技が再開。前日、午前スタートだった渋野日向子はトータルイーブンパーですでにホールアウトしており、この日の朝は第3ラウンドの組合せ発表を待つことから始まった。
「いつも通りの感じでは準備はしていた。少し早めに着いて、ゆっくりしてから練習などをしていました」。イレギュラーなスケジュールにも冷静に対応し、普段通りにスタートを迎える。インから出た前半は11番でボギーが先行。予選ラウンドの2日間では好調だったショットも「あまり良い感じではなかった」と初日の16回、2日目の14回に比べ、この日は12回のパーオンとなった。
1日目から頭を抱えるパッティングも「ぜんぜん良くなかった」。結果的に2つスコアを落としてホールアウトすることになる。「なかなかフラストレーションが溜まる一日」だったと、1イーグル・1バーディ・5ボギーの「73」でラウンド。トータル2オーバー・60位タイに後退した。
しかし、最終9番パー5は、そんな一日に救いを与える場所になった。「ティショットも完ぺきなショットが打てましたし、狙いたいところでしっかり良い球を打てた。すごく良かった」。2オンに成功すると、14メートルを沈めてイーグルでフィニッシュした。「最後だけでも良かった」と笑顔も見せる。
残すはあと一日。開幕前から苦手意識を口にしていたこのコースでの3日間は、まだアンダーパーを記録していない。「しっかりボギーを少なくしてバーディをいっぱい獲れるようにあしたは頑張りたい」。今年のメジャー「全米女子オープン」で単独2位、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」では7位タイと直近のメジャー2試合は好成績を出しているからこそ、今週は“欲”でいっぱい。最終日は少しでも納得できる結果を出して、笑顔で次戦に向かいたいところだ。(文・高木彩音)
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