フォーエイト、結成5周年イベントの売上を小児がん支援団体に寄付
21日、「フォーエイト」(登録者数197万人)が、先ごろ行ったファン感謝祭に関する報告をしました。
5周年記念ファン感謝祭の目的
フォーエイトはさる6月23日、グループ結成5周年を記念したファン感謝祭を開催。実はこのイベントは小児がんの子どもたちを支援する目的で行われたものだったのです。会場となった服部緑地野外音楽堂で販売されたレモネードやステッカーといった商品の売上のほか、募金を含めた合計金額は55万8245円。この全額が公益財団法人「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」に寄付されることになりました。
ここは3歳から18歳未満の難病と闘う子どもたちの夢のお手伝いする非営利のボランティア団体。これまで4000人の夢をかなえてきたそうです。例えば東京ディズニーリゾートやUSJといったテーマパークに行きたい、憧れのYouTuberに会いたいなど、1人ひとり違う夢の後押しをしてきたとのこと。今回、特別に同団体の事務局長・鈴木朋子さんが登場。かなえてきた夢の中で印象的なエピソードを語りました。
夢をかなえた高校生の話にメンバーも涙
それは、当時17歳の男子高校生の話でした。青春真っ盛りの中、がんを発症。足が不自由になったことで学校に通えなくなり出席日数が足らずやむなく退学に。それまで楽しんでいたテニスもできなくなってしまったそう。ある日、そんな彼が事務局に杖をついて直接来訪。それまでの身の上を語りながら、車椅子テニスがしたい、僕の身体にぴったり合った車椅子が欲しいとお願いしに来たそうです。その夢を「メイク・ア・ウィッシュ」が実現。大きなセレモニーを開いて、車椅子をプレゼントしました。
すると彼は、パラリンピックで通算4度の金メダルを獲得し、昨年世界ランキング1位のまま現役を退いた車いすテニス界のレジェンド国枝慎吾とプレーするという機会に恵まれました。さらに高卒の認定試験を受けて大学生に。また、がん治療のため体力も低下しながらも車や大型バイクの免許も取得できたそうです。そんな「メイク・ア・ウィッシュ」の心温まる話にメンバーも涙します。
記念プレートを授与
今回、イベントの募金を同団体に全額寄付するにあたり、感謝を伝えるプレートがフォーエイトに贈呈されました。
そこに添えられていた龍のイラストも、「メイク・ア・ウィッシュ」が支援した女性が描いたもの。彼女は全身の筋肉が衰えてしまう「筋委縮症」患者で、パソコンを使って描いたそうです。支援した当時は10代だったその女性も今や結婚し、子どもも誕生。現在は、カンボジアなどで地雷で足を失ってしまった子どもたちのため、自分で描いた絵をチャリティで販売し、寄付しているとのことです。
そんな話を聞きながらメンバーはプレートを授与され、また今回の募金を鈴木さんに渡しました。コメント欄には「フォーエイトの優しさが伝わる」「フォーエイトの活動は最高だよ」「沢山の子どもたちが幸せになってくれますように」といった声が寄せられていました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。