日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『俺たちのアナコンダ』をレビュー!
イチオシスト

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だいたい20年から30年くらいのスパンでファッションの流行りが周期するのと似て、映画の世界でも20年から30年前の作品や流行が懐古の対象となったり、新たな解釈でリブートされることがよくある。
本作は1997年の巨大生物アドベンチャー映画『アナコンダ』を、一風変わったメタな味付けでリブートしたもので、当時『アナコンダ』に夢中になった自主製作映画仲間の子供たち(今は中年)が自らの手で同作のリメイクに挑戦することになる。
オリジナル版が公開された当時はレンタルビデオの全盛期であり、加えてケーブルテレビで繰り返し放送されたこともあって、『アナコンダ』は特定の世代のノスタルジーと密接に結びついているのだ。
ジョン・ヴォイトの怪演やバカバカしいゆえに魅力的なプロットなどから『アナコンダ』はある意味「キャンプ的な映画」の古典となったわけだが、それをストレートにリブートするのではなく、メタな文脈に落とし込んだのは正しい。
本作はまた、叶えることのできなかった映画製作の夢に挑む中年の物語でもあって、アホっぽい物語の中にもしっかり普遍的な人生の葛藤がある。
オリジナル版のあの人がここぞという場面で登場してくれたのも嬉しい。
STORY:少年時代から映画を愛するダグとグリフは、1997年公開の映画『アナコンダ』をバイブルとしてあがめていた。ある日、地元のパーティで再会したふたりは、長年の夢だった『アナコンダ』のリメイク版を自主製作するべく立ち上がる
監督:トム・ゴーミカン
出演:ジャック・ブラックほか
上映時間:99分
全国公開中
記事提供元:週プレNEWS
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