カスタムしたジムニーなら専用のオイルを選ぶべし! ジムニー専門店「ショウワガレージ」が30年の経験から導いた最適オイルとは?

イチオシスト

高い走破性と堅牢な走りで人気を集めるジムニーシリーズ。そのタフさこそ最大の魅力だが、街乗りから悪路、長距離巡航まで幅広く使われるシーンを考えると、純正オイルでは不安が残る場面もある。ましてカスタム車両ならなおさらだ。そこに着目したのが、愛知県春日井市のジムニー専門店・ショウワガレージ。30年以上の経験をもとに開発したSGRエンジンオイル、「SR-ONE」と「SS-ONE」の実力に迫る。

純正オイルでは守り切れない? ジムニーに潜む“静かな不安”
ジムニー(JB64)/ジムニーシエラ(JB74)は、街中での軽快な走りだけでなく、本格的なオフロード走行や、キャンプ道具を満載して山へ向かうといったアウトドアユースにも応えるモデルだ。ときには競技に使われることもある。こうした日常/非日常の二面性こそジムニーの魅力だが、その幅広い使われ方によってエンジンオイルは大きな負担を強いられている。

「純正オイルなら大丈夫でしょ?」
メーカー指定のオイルであればなんでもOKのように妄信されがちだが、ジムニーは事情が違う。ジムニー専門家であるショウワガレージが、あえて専用オイルを開発した背景にその答えがある。
「純正オイルで、本当にエンジンを保護しきれるか?」「なぜ専用オイルが必要なのか?」
この疑問について、ショウワガレージの伊神店長、オイル開発担当の杉山さん、テストドライバーの和田さんの3名から話を聞いた。

競技で得たノウハウを自社製品開発に活用するショウワガレージ店長。ラリー現場ではコ・ドライバーを務める

製造工程から配合設計まで精通するエンジンオイルの専門家。ジムニーの弱点を熟知し、“壊さないための油”を追求する

ショウワガレージのドライバーとして、アジアンラリーやラリー北海道など過酷な競技でオイルの実戦評価を担当する
オイル開発担当:杉山 泰彦さん
「カスタム車両に燃費重視の純正オイルを使えばどうなるか」

杉山さん
ジムニーは小排気量ゆえに高回転域を多用するエンジンです。とくに660㏄ターボのJB64はその傾向が強い。さらにタイヤを大径化している車両は、エンジンの負荷が想像以上に増えているんです。
モトメガネCARS
メーカーが指定するエンジンオイルを入れておけば安心、という声もありますが?
杉山さん
純正オイルはノーマルの車両を想定しています。そして街乗り&燃費重視のため柔らかいんです。この特性ですと、高負荷時の環境下で適正な油温・油圧から外れ、油膜を維持できない場面が出てきます。
さらに悪路では、泥や砂による抵抗でエンジンは高回転域を多用する。テストドライバーの和田さんも、高負荷時におけるオイルの重要性を語る。

テストドライバー:和田 智弘さん
「スピードが出ない状況ほど、オイル性能が試されます」

和田さん
オイルの性能がモノをいうのは、スピードが出ていない状態でエンジンの高回転域を使うシーンですね。走行風を受けないので水温・油温が上がりやすい。そんな状況で街乗り用のオイルを使い続けることはオススメしません。
モトメガネCARS
SGRエンジンオイル、「SR-ONE」「SS-ONE」を入れたジムニーにはどんな変化が?
和田さん
わかりやすい変化は油温です。車速にかかわらず安定し、熱ダレを感じなくなります。

ショウワガレージ店長:伊神 敬太郎さん
「純正より粘度UPでエンジンを保護。ハイスペックながらリーズナブルな価格を目指しました」

ショウワガレージは1990年代からジムニーひと筋で歩んできた老舗プロショップだ。サスペンション開発、ECUチューン、レース参戦、デモカー製作など、長年の経験と実績は全国のジムニー乗りから厚い信頼を集めている。
店長の伊神さんにジムニー専用オイルを開発した経緯を聞いた。
伊神さん
ジムニーは車重が重く、エンジンオイル量も少ない。結果、油温が上がりやすい特殊な車となっています。だからこそ“ジムニー専用”のオイルが必要だと考えました。
モトメガネCARS
ユーザーの評価は?
伊神さん
柔らかい純正オイルに比べ、油膜保持を徹底した専用オイルということで安心を感じてくれています。
油温・油圧の安定性はもちろん、ハイスペックながら「価格が安い」と喜ぶユーザーも多いという。
用途に合わせて選べる2タイプ

(※2型以降は適合未確認)
① SS-ONE(ストリートスペック)ノーマル〜ライトチューン向け

SGRエンジンオイル 5W-40 SS-ONE64
ジムニーJB64用

SGRエンジンオイル 5W-30 SS-ONE74
ジムニーシエラJB74 / ジムニーノマドJC74用
GIII合成油を採用し、街乗り〜高速巡航まで幅広く対応するストリートスペック。金属面への吸着性&油膜保持にすぐれるため純正より熱ダレしにくい特性をもつ。
こんなユーザーに
・ノーマル or 吸排気交換のライトカスタム
・週末にアウトドアへ行く
・高速道路をよく使う
・純正オイルより安心感を高めたい
・レーシングスペックまでは不要
開発担当の杉山さんによると「タイヤを大きくしていない人、高速をあまり使わない人ならSS-ONEで十分です」とのことだ。
② SR-ONE(レーシングスペック)ハードユース向け

SGRエンジンオイル 5W-40 SR-ONE64
ジムニーJB64用

SGRエンジンオイル 10W-30 SR-ONE74
ジムニーシエラJB74 / ジムニーノマドJC74用
高粘度指数で高い油膜保持特性を持つレーシングスペック。酸化安定性が高く、長時間の使用による高温やターボ車の熱負荷に強い特性をもつ。
こんなユーザーに
・ECUチューンやタービン交換、ブーストアップ仕様
・大径タイヤ化
・山道・高速走路を長時間走る
・夏場のロングランが多い
・とにかくエンジンを守りたい
杉山さんによると、競技に出るユーザーならSR-ONE一択だが、ノーマル車や街乗りでも高いエンジン保護性能が得られるとのこと。コストパフォーマンスに着目して、SR-ONE or SS-ONEをチョイスするといいだろう。
まとめ:純正オイルの“平均値”では守れないものがある
ジムニーはタフな車だ。しかし使い方に合わないオイル管理をするとエンジンはあっけなくダメージを受け、時には再起不能になることもある。純正オイルはあくまで平均的な使い方を前提に設計されているため、ジムニーの幅広い使われ方には性能を発揮できないなケースが多い。
- ノーマル〜ライトチューンなら SS-ONE
- よりハードに使うなら SR-ONE
ジムニーを長く、大切に乗り続けたい。その思いに対する答えは、ショウワガレージが30年の経験から導き出した専用オイル「SGR」にある。

(編集協力:株式会社ショウワクリエイト)

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