客単価アップ作戦で作られたコンビニくじのよくできたカラクリとは?【経済とお金の話】
イチオシスト
多くのコンビニでは年に数回程度、税込購入額700円毎にくじが1回引けるという、お得な「くじ引きキャンペーン」が開催されています。つまり、3千円分購入だと4回くじが引けるわけです。 この「コンビニくじ」ですが、3、4回も引けば、高い確率で100円以上の商品引換券が当たり、その場で商品と交換できるため、かなりお得と好評です。それゆえ、この「コンビニくじ」のキャンペーン期間中を狙って、高額のまとめ買いをするお客さんも少なくないそうです。
税込700円毎の商品購入で、高い確率で缶コーヒーやアイス、お菓子などがゲットできるのはラッキーです。また、たとえハズレでも、キャンペーン賞品獲得のための応募券だったり、何枚か集めれば特定商品がもらえるなど、お客さんにとってはまったく損のない仕組みになっているからです。
ところで、この当たり商品代を負担しているのはコンビニ側でなく、メーカー側です。ゆえにコンビニ側の懐ふところは一向に痛みません。コンビニの客単価(売上を客数で除したお客の平均購入単価)は、コロナ禍に陥る前も以降も600円台で、これを少しでもアップさせようと生まれたのが、この「コンビニくじ」だったのです。そのため、「くじ」が引けるのは税込700円以上となりました。
コンビニの商品アイテム数は常時約2500で、年間5000アイテムの商品が入れ替わるといわれます。ゆえに限られたコンビニの陳列棚を確保するのは至難の業なのです。メーカー側はくじの当たり商品さえコンビニ側に無償提供すれば、当該商品を棚に置いてもらえるメリットが生じます。そのため、お客さん側にも、コンビニ側にも、メーカー側にもウィンウィンの関係が築けるのです。
出典:眠れなくなるほど面白い 図解 経済とお金の話
記事提供元:ラブすぽ
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