長時間でも疲れない姿勢がアドレスの理想!【ナイスショットは骨で打つ!/福田尚也】
イチオシスト
人間の骨格がどういう仕組みか色々と調べましたら骨が全部で200近くあり、一方の筋肉は500近くもあることを知りました。同時に人間の骨格ってこれほど巧妙に、かつ繊細にできているのだなと驚嘆させられたものです。
昔の人たちは、普段の生活の中でこの数ある骨格を通して効率のいい体使いが身についていたのでしょう。ところがこれだけ便利になった世の中とあって、現代人は効率のいい体使いに対してなかなかピンときません。不便が効率を生み、便利は効率を失ったともいえると思います。
話を元に戻しましょう。重力に逆らうようなアドレスの姿勢や、骨格を度外視した無理な動きはタブーです。
骨格には頚けい椎つい、胸きょう椎つい、腰よう椎ついなどがありますが、腰椎(脊せき椎ついの腰の部分)は5~15度というわずかな稼働域しか有していないのに対して、胸椎は30~35度の稼働域を有しています。
つまり、脊椎の回旋動作は腰椎ではなく、ほとんどが胸椎の回旋によって行われているのです。プロたちのスイングは腰が回って見えますが、腰を回しているわけではないのです。動かないところを筋肉にまかせて無理やり動かそうとすると、体に負担がかかって腰痛などを引き起こしやすくなります。
長時間でも疲れない姿勢がアドレスの理想以前の私は、体に対する無理な練習や体使いなどで、頚椎を痛めたりヘルニアや坐ざ骨こつ神経痛を患ったりしていました。満身創痍もいいところで、そのため接骨や整体の先生たちに相談し、骨格についての学習もしました。いかに体に負担のかかる姿勢や動きをしていたかを痛感させられたものです。
「気をつけ」の姿勢のように、体を緊張させてばかりいたのも大きな間違いでした。「気をつけ」の姿勢のままでは長時間立っていられませんよね。
直立の姿勢から両ヒザの力を少し抜いて下半身をラクにさせるだけでも、骨格の上に立つ感覚が生まれて体の動きの効率がよくなります。そうしたことに気づいてからは今では大きなケガはなくなり、ずっと健康をキープしています。

「気をつけ」の直立姿勢は、両ヒザが突っ張って体が緊張した状態。両ヒザの緊張を和らげるだけでもかなり変わる。
【出典】『ナイスショットは骨で打つ!』著者:/福田尚也
記事提供元:ラブすぽ
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