パスポートを紛失…貴重品を次々なくしても超ポジティブ!大学生YOUが引き寄せたハッピーな出会い:YOUは何しに日本へ?
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「Thank you Tokyo!その節は大変お世話になりましたSP」。
感謝でいっぱいの95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】パスポートを紛失…貴重品を次々なくしても超ポジティブ!大学生YOU&和食を究めて日本でお店を開きたい!

空港で声をかけたのは、旅行で来日したフランス出身のサリムさん(20歳)。
実は帰国の飛行機に乗り遅れ、しかも1カ月間の旅の中で、パスポート・クレジットカード・充電器・パソコンなどの貴重品を次々と紛失。この日は出国手続きのために大使館へ行ったものの、手続きに時間を取られて飛行機に間に合わず、次に予約できた便はなんと1週間後!
これから大阪にいる友達の家に滞在し、来週東京に戻ってからフランスに帰国するという。これだけいろいろなくしたものの、本人は「Apple Payがあります。だから大丈夫! まあ、もう少し日本にいられるしね!」といたってポジティブ。
そんなサリムさんが来日した理由は、日本の漫画や歴史が好きで日本に憧れていたから。
旅先で日本人の優しさに触れ、ますます好きになったというが、一方で貴重品が続々と行方不明になり、危機的状況に。
残りの時間は、「なるべく英語が通じない場所に行って、日本語の練習をするよ」と意欲に燃えている。1週間の行方が気になるので同行をお願いすると、快諾してくれたので密着決定! まずは深夜バスで、大阪の友人宅へゴー!

翌朝7時、大阪の友人宅へ到着。彼は旅行中に出会ったトルコ人で、帰国したはずのサリムさんがやって来たことに唖然。ノーアポだったとはいえ快く泊めてくれ、お祭りなど6日間で大阪を満喫した。
そして、やっと帰国できる前日「どうしても行きたいところがある」とのことで、東京へ移動!

やってきたのは、東京下町の曳舟(墨田区)。静かなエリアをググったところ、曳舟がヒットしたそうだ。
「フランスでも湖のほとりでのんびり音楽を聴くのが好きで」と語るサリムさん、最終日はゆったり散歩して過ごしたいという。
ちなみに曳舟とは、江戸時代に小船を川沿いから牽引する“曳舟”が盛んに行われていた地域。浅草や押上の近くにありながら、観光客が少なく落ち着いた穴場スポットだ。
空襲の被害が少なかったこともあり、昭和の面影を残す建造物も健在で、どこか懐かしい雰囲気が広がっている。

そんな街を「本物の日本」と評価し、散策を楽しむサリムさん。すると、お箸の専門店「大黒屋」を発見し、思わず足を止める。
店に入ると、ずらりと並んだ美しい箸に感激。あれこれ物色しながら、お店の方に「日本めっちゃ好き。日本で先生になりたい」とまさかの告白も。本当なの!?
こちらは1987年創業、江戸木箸を扱う専門店。店内に並ぶ200種類以上の箸は、すべて手作りだ。隣に工房もあると知って「見てみたい」とお願いすると、「ちょっと見るだけなら…」と、急きょ見学!

工房に入ると、まずは職人の丸川さんにごあいさつ。この道25年のベテランだと知ったサリムさんは、「スゴい、先生ですね!」と目を輝かせる。
「やすりに押し当ててお箸を削る。七角形とか八角形を勘で、感覚だけで削っていく」(丸川さん)。
実演してもらうと、これまたすごい熟練技! 「日本は”伝統と現代が共存している国“というイメージがあるよね。その伝統的な技を実際に見ることができて嬉しいよ。職人さんの手を見ると、長年培われた技術がわかるね」と、サリムさんはひたすら感動する。

「弥生時代はピンセット型の菜箸を使っていた」(丸川さん)。
そもそも箸の始まりは、折り曲げた竹を神様への供え物に使う道具だった。飛鳥時代になると、遣隋使が箸文化を持ち帰り、聖徳太子が食事用に採用。その後貴族や庶民の間に広まり、平安時代には箸文化が定着したといわれている。
そんな歴史を紐解く話に、サリムさんは思わず「歴史の先生ですか?」。
すると丸川さんは、「日本の人でもお箸を知らない人がたくさんいるんですよ、当たり前すぎて」と話し、赤ちゃんの「お食い初め」の儀式や、火葬の際の箸で骨を拾う習慣を例に挙げ、「箸で始まって箸で終わる一生を日本人は営む」とレクチャーしてくれた。
サリムさんは「何だか泣きそうになりました。僕も先生になったら、子どもたちに人生で大切なことを教えてあげたいな」と、夢を膨らませる。

店に戻ると、一本に六角形・四角形・三角形を混ぜた箸を気に入り、自分用にお買い上げ。大切なママへのお土産に、七角形で漆コーティングされた完売間近の箸もゲット。
代金の14,300円をバーコード決済で払おうとしたが…こちらの店では、残念ながらApple Payが使えなかった。クレジットカードを紛失しているサリムさんは、やむを得ず取材Dに借金をお願いし、箸代を立て替えてもらうことに。

幼い頃に両親が離婚したサリムさんは、姉と共に女手ひとつで育てられた。
貧しいながらも、ママは「辛い時でも明るく人のために生きなさい」と、毎日言って聞かせたそう。その教えから生まれた夢が教師だった。とにかく日本の小学校の先生になるため、今はひたすら勉強中だ。

再び街を歩き始めると、空腹に気づいたサリムさん。「納豆を食べてみたい」という夢を叶えるべく、今度は美味しい納豆を探す。
商店街の乾物屋さんに聞いてみると、お客さんが「納豆は豆腐屋さんで売ってる。だけど高いよ、良い(大豆)の使ってるから」と有力な情報を教えてくれた。豆腐屋さんの納豆…これは気になる!
というわけで、鼻歌混じりに豆腐屋さんへ。教えてもらった「三善豆腐工房」に行くと、あったあった、北海道産「スズマル大豆」を使った納豆が!
こちらは昭和42年創業、商品は全て国産大豆を使用する地元で愛される豆腐店。しかし、やっぱりApple Payが使えないため、代金はまたもや取材Dが立て替えることに(笑)。

店を出ると、隣にはサリムさんの大好物、たこ焼きのお店が! ノリの良い店主が、軽く冗談を飛ばしながら、焼きたてアツアツを提供してくれた。6個入りで400円だが、やっぱりここでも立て替えてもらうしかない。
早速、店先でたこ焼きをほおばると、あまりの美味しさに秒で完食。さらに、買ったばかりの納豆もここで初挑戦! 店主に納豆の食べ方を教わり、まずは豆をかき混ぜる。
さぁ、サリムさんの感想は…

「すみません、日本の皆さん…」と謝りつつ、結果は×(笑)。残念ながら、ニオイが苦手なようだ。

そしていよいよ帰国する日、成田国際空港でサリムさんと合流。
「色々トラブルはあったけど、それも旅の醍醐味だね。そのおかげで箸作りの職人さん、たこ焼き屋さんや君たちと出会えた。ハッピーです!」と言い残してフランスへと旅立ち、密着終了~。もちろん取材Dが立て替えたお金は、後日全額返金してもらった。
日本でたくさんなくしたサリムさんだが、箸は無事に届けることができたよう。サリムさん、日本で先生になる夢、きっと叶えてね!
記事提供元:テレ東プラス
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