笠りつ子が未発表パター『ダマスカスミルド』で高速グリーンを完全攻略 「スピードが合っていた」【勝者のギア】
イチオシスト
<Vポイント×SMBCレディス 最終日◇22日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>
国内女子ツアー今季第3戦の最終日は、首位と1打差から出た38歳の笠りつ子が、4バーディ・2ボギーの「70」をマーク。トータル3アンダーで逆転し、5年ぶりのツアー通算7勝目をつかんだ。その3日間で一番活躍したクラブを聞かれると、「パター」という答えがすぐに返ってくる。
トータルアンダーパーはわずか4人。難所は高速グリーンで選手たちが手を焼くなか、笠は「速く仕上がったグリーンが好き。スピードが合ってました」とこれを攻略。そこで握られていたのは、今季から投入したオデッセイの未発表パター『ダマスカス ミルド セブン DB』だった。ソリッドな打感でも球足が速すぎないのが特徴。痺れる終盤戦でも柔らかい表情でどこか余裕を感じさせたのは、タッチに絶対的な自信があったからだろう。
パット数を見ると、2日目は『25』で全体2位の好成績を記録。3日間の平均も『28.33』で全体12位と上位につけた。「フィーリングが最近いい感じに合ってきていて、今週は速さのあるグリーンでマッチしました。ロングパットも入ってくれた」と、最新パターに終始手応えを感じ続け、ここを優勝につなげた。
また2019年にクラブ契約フリーになったが、現在も“古巣”ホンマのクラブを多く愛用している。なかでも目立つのがアイアン。5番と7番から10番(PW)は2016年モデルの『TW737P』を、6番は15年モデルの『TW727P』を長年使い続けている。
クラブを選ぶ際に最も大事にしていることを聞かれた笠は「絶対に顔! 顔が大事」と即答。続けて「…中身もだけど」と補足し、笑いを誘った。アイアンはとにかくこれを手放すことができないのだが、もちろん理由は「顔が好きだから」。キャディを務める父の清也さんは、「あと1セットはある」とも明かす。「あのアイアン一筋です」という笠の言葉にはうなずくしかない。
ただ、6番だけ別のモデルを使用しているのは、「そこだけしっくりこなかったから、古いものをいれました」とのこと。しかし、同じ顔なのに“しっくりこない”という理由を言語化するのは難しく、ここに関しては「感覚」の部分が大きいという。
3本入っているウェッジは、46度のみタイトリストの『ボーケイ フォージド』で、52度、57度はホンマの『TW-W』という構成。これまでは57度もタイトリストだったが、今週からホンマのウェッジを投入した。
ドライバーも「新しいものも試しているけど…」というが、23年に発売されたキャロウェイの『パラダイム♢♢♢』が絶対的エース。理由はこちらも「顔がイケメンで打感もいい」というのだから、好みは徹底している。3Wは「ずっと迷子でしっくりこなかった」と長年の懸案事項だったが、「やっと去年しっくりくるものが出て、使わせてもらってる」というピンの『G440 MAX』がハマった。
【笠りつ子の優勝セッティング】
1W:キャロウェイ PARADYM♢♢♢(10.5° TOUR AD TP-6 SR)
3W:ピン G440 MAX(15°TOUR AD DI-6 SR)
7W:ホンマ TW737 FWc(21°VIZARD EX-C65 SR)
4UT:キャロウェイ ELYTE MAX FAST(21°TOUR AD DI-75HY S)
5,7~10I:ホンマ TW737P(N.S.PRO 850GH R)
6I:ホンマ TW727P(N.S.PRO 850GH R)
46°:タイトリスト VOKEY FORGED(N.S. PRO 850GH R)
52,57°:ホンマ TW-W(N.S. PRO 850GH R)
PT:オデッセイ DAMASCUS MILLED SEVEN DB
BALL:タイトリスト Pro V1x
<ゴルフ情報ALBA Net>
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