“朝一OB”の+3発進から『71』 「一日中、怖かった」…原英莉花がナイスカムバック
イチオシスト
<フォーティネット・ファウンダーズカップ 2日目◇20日◇シャロン・ハイツG&CC(カリフォルニア州)◇6542ヤード・パー72>
原英莉花にとって、神経をすり減らす一日だった。朝一のティショットでOBを喫し、“+3”の滑り出し。それでも4つのバーディを奪って「71」とスコアを伸ばし、予選通過を決めた。
「なかなかバーディが来なくて、すごく疲れました」と振り返るように、この日は我慢の展開。出だしのミスが尾を引いた。インからスタートした10番では「バンカーを越えるのに240ヤードなので狙っていきたかったけど、体が反応して(フェースが)開いてしまった」と右へ曲げ、流れに乗り切れない立ち上がりとなった。
続く11番では左へ曲げてしまい、「一日中ティショットが怖かった…」と苦笑いを浮かべる。練習ラウンドでは広く見えていたホールも、この日は狭く感じ、「気の抜けないラウンドだった」と振り返る。序盤のトラブルで流れを崩しかけたが、その後は粘り強く立て直した。「ティショットさえ真っすぐ打てればチャンスにはつく」と切り替え、14番から連続バーディを奪い返すと、「イーブンには戻せると思った」と冷静さを取り戻していった。
一方でグリーン上でも試行錯誤が続いた。練習日には“重たく止まる”とされたコンディションは、高温の影響で変化していた。「乾いて硬くなる」と想定していたが、「思ったよりコンパクションが硬くならなかった」と読みづらさが残った。「傾斜、芝目、スパイクマークと考えることが多かった」と、ライン読みには細心の注意を払った。
さらに、この日はスライスラインにつく場面が多く、難しさに拍車がかかった。以前はカットめのストロークで左に向いて打つスタイルだったこともあり下りのスライスラインのイメージが湧きやすかった。しかし、真っすぐストロークしやすいマレット型パターに替えて以降は、フックラインのほうがイメージを出しやすくなっている。
初日にスライスラインを外していたこともあり、「嫌なイメージもあった」という。ラインを読むときやアドレスをしたときに「(カップの左を)抜けないかなと思ったりもしたけど、思ったところにしっかり打てた」と、安堵の表情を見せた。
しかし、一日を思い出すと「ショットもパットも、きょうは考えることが多かった」と疲れもにじませる。それでもスコアを落とさずに、むしろ伸ばして週末へとコマを進めた。
「バーディはしっかり取れているので、引き続きチャンスにつけて、大きなミスをしないようにしたい」。朝一のミスで難しい流れに陥りながらも、立て直してつかんだ予選通過。週末はさらに上を目指す。(文・高木彩音)
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