広場恐怖症のため沖縄、台湾には行けず 菅沼菜々が千葉で“鬼門”の今季初戦へ「みんなより遅れている感覚はある」
イチオシスト
<Vポイント×SMBCレディス 事前情報◇19日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>
今季ツアー3試合目となる大会で自身の開幕戦を迎える菅沼菜々は、「毎年、開幕は緊張しますね」とやや不安げな表情。プロテスト合格翌年の2019年から、コロナ禍でスタートが遅れた20年を除き、ツアーでのシーズン初戦はすべて予選落ち。それが、その“緊張感”につながっている。
沖縄で行われた「ダイキンオーキッドレディス」、台湾で開催された先週の「台湾ホンハイレディース」は、飛行機などに乗ると強い恐怖や不安を感じてしまう『広場恐怖症』を抱えるため、出場はかなわなかった。試合の様子は配信でチェック。それは「みんな2試合終わっていて、遅れている感覚はある。台湾は賞金も高いし、沖縄も4日間大会だから行きたいけど、仕方ない」と焦燥感にもつながるが、「自分だけ2週間長く調整できた」と割り切っている。
この2週間はしっかりとラウンド数もこなし、準備も万端。昨季終盤に体重が5キロも落ち、「下に重心がなく、うわつく感じがあった」ことを反省し、オフでは例年以上のトレーニングで体重も戻した。「下半身と背筋をメーンに。(器具を使用しお尻を鍛える)ヒップスラストは、去年が110キロだったけど、140キロまで上げられるようになりました」。飛距離も10ヤード伸びたことも実感する、実りの冬を過ごしてきた。
今季初戦は、2020年の「日本オープン」や、22年の「日本女子オープン」が開催された難コースが舞台になる。それは「私はキャディさんに『(ツアーで)3番目くらいまでに入る』と言われるくらい球が高いけど、きょう5番UTでの打球が(グリーンで)24ヤードもランが出ました。硬すぎるし、めっちゃ難しい」と、開幕前日の練習ラウンドでも改めて体感した。乗り越えなくてはいけない壁だ。
オフには、『君の救世主になりたくて!』で歌手デビューも果たした。「プロデューサーから思ったより売れたって言われました」というコース外の“好調”ぶりを持ち込みたい。今年の目標は「せっかちだけど、切り替えて打つこと。あとは安定感のためにフェアウェイキープ率を上げたい」に設定。そのため、ダンロップの『ゼクシオ14+』を投入したドライバーをはじめ、シャフトも含めてクラブも一新した。
シード落ちを経験した2024年の不振を乗り越え、昨季は5月の「パナソニックオープン」で2季ぶりの優勝も手にした。今年と同じコースで開催された昨年大会は、トータル6オーバーで予選落ちしているだけに、クラブ&パワーアップ効果をフルに生かし、まずは“鬼門”を突破したい。(文・間宮輝憲)
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