ヤマハ撤退決定でも揺るがず 有村智恵が選ぶ“結果が出る”セッティング
イチオシスト
<Vポイント×SMBCレディス 事前情報◇18日◇Vポイント×SMBCレディス(千葉県)◇6731ヤード・パー72>
2月4日、ヤマハが今年6月をもってゴルフ用品事業から撤退すると発表し、ゴルフ界に衝撃が走った。今季初戦を迎える契約プロの有村智恵は、この決定をどう受け止めているのか。
近年の競争激化や為替変動、原材料高騰が撤退の理由とされたが、契約プロにとっても寝耳に水だったようで、有村もその一人だ。
有村をはじめ、藤田寛之、今平周吾らは今季まで用具契約を継続するが、「まだ何も動いていない」と、昨年からセッティングに大きな変化はないという。
ドライバーは2015年発売の『RMX 116』を使用。男子ツアーでも今平が使い続けるモデルだ。5番ウッドとユーティリティは2022年モデルの『RMX VD』。発売当時、同シリーズのフェアウェイウッドは契約外の選手からも支持を集め、高い人気を誇った。
やや“年代物”とも言えるウッドが並ぶが、「絶対にここでこういう球を打ちたいという願いがかなってくれるか。初速の速さや、球の強さも魅力ですが、そこを実現できるクラブ」と、厚い信頼を寄せている。
一方で、「ヤマハの広告塔として、(クラブを)変えないといけないという自負もあった」と語るように、最新モデルのテストは重ねてきた。ただ、「『一番成績が出せるクラブを使って』と言ってくれた」と担当者に背中を押され、現在のセッティングに落ち着いたという。
撤退が決まった今季は、いわば“ヤマハ最後の一年”となる。「広告塔として貢献できたのかな」と自問しながらも、「圧倒的に準備はできている」と状態の良さを口にする。
「練習していないとは思わず、それも自分のゴルフの努力の仕方だと受け入れながらやっている」。球を打つだけでなく、情報や知識を吸収することも大切な“練習”の一部であり、その積み重ねが、今の自信を支えている。
今季は「全米女子オープン」予選会への出場という目標も掲げる。「もう少しハードにトレーニングをしないと」と課題を見据えつつ、昨年より早いシーズンインに向けて調整は順調だ。「ここから徐々に上げていけたら」と視線は前を向く。
ヤマハのゴルフ事業撤退という大きなニュースの中で迎えるシーズン。それでも、有村は“広告塔”として最後の一年に花を添える覚悟だ。(文・齊藤啓介)
【有村智恵のセッティング】
1W:RMX 116(10.5°/グラファイトデザイン ツアーAD プロトタイプ)
5W:RMX VD FW(18°/ツアーAD TP-5 R1)
FW:RMX プロトタイプ(20°/ツアーAD TP-5 R1)
4~6U:RMX VD UT(20,25,28°/三菱ケミカル FUBUKI 65-R)
7~PW:RMX DD-1(日本シャフト NS.PRO 750 R)
48:タイトリスト VOKEY FORGED(日本シャフト NS.PRO 750 R)
52,58°:タイトリスト VOKEY FORGED(NS.PRO 950 SR)
PT:WHITE HOT BLACK SEVEN
BALL:ブリヂストン TOUR B X
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