「アイツらスゲー」と驚きのLIV勢も千葉に! アジアの3億円大会は浅地洋佑、香妻陣一朗ら日本勢が迎え撃つ
イチオシスト
インターナショナルシリーズの開幕戦となる「インターナショナルシリーズ・ジャパン」(4月2~5日)の記者会見が10日、会場となるカレドニアンGC(千葉県)で行われた。同シリーズ最高責任者のラフル・シン氏と今大会に出場予定の浅地洋佑と香妻陣一朗がリモートで出席した。
冒頭でシン氏は「昨年は大会が成功に終わり、プレーヤーから高い評価を得ていたので、また今年も日本に、カレドニアン・ゴルフクラブに戻ってこられること、すごくうれしく思っております。2027年のLIVゴルフ出場枠を争うランキングレースの幕開けとなります」などとあいさつ。
「インターナショナルシリーズ」はLIVゴルフとの契約により2022年から始まり、賞金総額が200万ドル(約3億円)のアジアンツアーの高額賞金大会。日本大会は昨年に続いて2度目となり、今シーズンは日本を皮切りに9ヵ国9大会が行われる。
同シリーズの年間ポイントレース上位者には、ジョン・ラーム(スペイン)やブライソン・デシャンボー、マシュー・ウルフ(ともに米国)らが集まるLIVゴルフの出場権が付与される。いわば世界への登竜門でもある。昨年、「シンガポールオープン」で優勝を挙げるなどランキング2位に入った浅地は、今季からLIVゴルフに昇格している。
浅地はここまで3試合に出場しており、ポイントランキングは31位。「1年前は(LIVで戦うことを)想像もしていませんでした。3試合戦ってみて、とにかく楽しいなと思います。レベルの高い選手たちと一緒にできるのはすごく幸せです」と充実した表情で話す。
昨年まで2シーズン戦った香妻からLIVについて話を聞いていたという。「ジン(香妻陣一朗)からはとにかく『アイツらスゲーぞ』というのをずっと聞いていました。いざ自分が戦ってみて、本当にジンが言っていることがよくわかりました」と世界レベルを肌で感じている。
日本のトップ選手が肌で感じるすごさとは。香妻は「トップの選手たちは1日ダメでも必ずビッグスコアを出して、結果的に上位にいる。特に最終日の終盤の追い上げがすごいという印象があります」と爆発的にスコアを伸ばす能力が高いと言えば、浅地は「とにかく飛距離が出る選手はたくさんいるんですけど、飛距離だけじゃなくてショートゲームもうまい。日本ツアーにはいないタイプの選手がすごく多いと思います」と付け加えた。
香妻は昨年のLIVゴルフのダラス大会で2位に入るなど活躍したが、今季は出場権を失い、日本ツアーや同シリーズに本腰を入れる。「(LIVの)レベルの高いフィールドでやったことで、自分のレベルアップにもつながった。LIVゴルフに復帰したい思いが強いので、今年はインターナショナルシリーズに力を入れて、頑張って優勝を狙っていきたい」。LIV復帰に向けて、母国開催の開幕戦から勢いをつけていきたい。
出場選手は156人。日本選手の枠も用意され、昨年は石川遼や堀川未来夢ら31人が参戦。今年もアジアの年間王者・比嘉一貴や今平周吾ら20~30人の出場が予定されている。
LIVゴルフへの足掛かりとなる同シリーズが日本で開催される意義について香妻は「日本ツアーのどの試合よりも賞金が高いのはありますが、レベルの高い選手たちが集まるので、日本選手たちの刺激になる」。浅地は「僕みたいにLIVに行けるチャンスが与えられるので、すごいチャンスだなと思います」。日本の選手たちもいつも以上に気合が入りそうだ。
「アイツらスゲー」というLIV選手の出場も決まっている。現時点では今季2度の3位を経験しているピーター・ユーライン(米国)、サム・ホースフィールド(英国)、リチャード・T・リー(カナダ)、ミゲル・タブエナ(フィリピン)。昨年大会は、LIV勢のルーカス・ハーバート(豪州)が杉浦悠太ら2位に5打差とその力を見せつけた。
規格外の飛距離や見事な寄せ技を持つ「日本にはいない選手」がたくさん見られるのは日本のゴルフファンにとってもうれしいところ。しかも予選2日間は入場無料。日本のトップ選手が世界に挑む戦いに注目したい。(文・小高拓)
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