高速道路にある“謎のバス停” 進入すると違反?反則金の対象になることも
イチオシスト
高速道路の本線脇に設置されたバス停のような施設は「高速バスストップ」と呼ばれ、一般車両の進入は原則として認められていません。
正当な理由なく立ち入ると、通行区分違反となり、違反点数1点と反則金6000円(普通車)が科される可能性があります。
一見すると空きスペースのように見えますが、むやみに入るのは危険です。
高速道路を走行していると、SAやPAではない場所にポツンと設置されたバス停を見かけることがあります。
周囲に建物もなく、なぜこんな場所にあるのか疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、この施設は地域と高速道路を結ぶ重要な交通インフラなのです。
「高速バスストップ」への一般車の進入は通行区分違反に

高速道路を走行中、本線脇や側道付近にポツンと設置された謎のバス停を目にする機会は珍しくありません。
一般的に、バス停といえば街中に設置されていることがほとんどです。
では、いったいなぜ高速道路にもバス停が設置されているのでしょうか。
これらのバス停は正式には「高速バスストップ」と呼ばれており、文字通り高速バスや路線バスが乗客を乗降させるために設けられた専用のスペースです。
主に、鉄道駅が近くにない地域やICから離れた集落に住む人々の足を確保するために設置されました。
多くのバス停は、都市部へ向かう通勤や通学、あるいは遠方への旅行など、地域住民の生活になくてはならない存在となっています。
一見すると、道路の脇にスペースが広がっているため、家族や友人の送迎、あるいは急な休憩のために利用できそうに見えるかもしれません。
しかし、高速バスストップはあらかじめ運行を認められた路線バスなどが停車するための場所であり、一般車両の駐停車は認められていないため、正当な理由なく一般車両がこのエリアに進入すると、通行区分違反として警察の取り締まり対象となります。
もし通行区分違反と見なされた場合は、1点の違反点数に加えて普通車には6000円の反則金が科せられます。
なにより、高速道路の本線にあるバス停への進入と流出は、安全面において非常に大きなリスクをともないます。
高速バスストップはあくまで公共交通機関のための施設であることを念頭に置き、一般ドライバーが興味本位や個人的な都合で利用することは絶利用は控えるべきでしょう。
一般道から徒歩でアクセスする構造になっていることがほとんど

では、高速道路上にあるバス停を利用する人々は、どのようにしてその場所までたどり着いているのでしょうか。
実は、多くの高速バスストップは高速道路の下を交差する一般道や、本線に並行する側道に隣接する形で設置されています。
そのため、利用者は一般道から徒歩でフェンスの外側に設けられた専用の階段を登ったり、高架下のトンネルをくぐったりしてバス停へと向かうようです。
また、バス停の構造としては本線のすぐ脇にプラットホームがある「本線直結型」と、施設内に併設された「施設併設型」に大別されます。
そして、高速バスストップの多くは前者であり、待合室などは高速道路の敷地内にありながら、利用者は外部から入退場できるしくみです。
また、バス停の利便性を高めるために、バス停周辺に利用者用の駐車場や駐輪場が整備されているケースも少なくありません。
これは「パークアンドライド」と呼ばれる方式で、自宅から自家用車でバス停近くまで移動し、そこから高速バスに乗り換えて目的地へ向かう利用形態を想定しています。
地方部では、自宅から最寄りの鉄道駅まで車で数十分かかることも珍しくないため、高速道路のバス停は効率的な交通拠点として機能しています。
なお、バス停によっては雨風をしのぐための待合室やトイレなどが設置されていることもありますが、これらはあくまでバス利用者や道路管理者のための施設です。
バスを利用する目的がないにもかかわらず、興味本位で階段を登ったり、フェンスの内側に立ち入ったりする行為は慎む必要があります。
さらに、場所によっては管理用通路や非常用通路と隣接している場合もあり、関係者以外立ち入り禁止の区域も存在します。
高速バスストップは、高速道路と地域社会をつなぐ大切な「結節点」ですが、公共交通機関という枠組みの中で機能しているシステムであることを理解する必要があるでしょう。
まとめ
このように、高速バスストップは地域住民にとっての大切な足ですが、一般のドライバーにとっては決して近づいてはならない場所です。
興味本位での進入は、違反となるだけでなく、本線の流れを乱す危険な行為になりかねません。
もし高速道路を走行中に見かけても、遠くから眺めるだけの存在として安全運転を続けましょう。
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