ツーリングを楽しむ大人にベストマッチするフルフェイスヘルメット「Turismo Plus (ツーリスモプラス)」

イチオシスト

ツーリングにフルフェイスが適している理由とは?

ツーリング向けヘルメットといえば、オープンフェイス(ジェット)ヘルメットやシステムヘルメットが人気だが、特に長距離を走るならやっぱりオススメはフルフェイスだ。
オープンフェイスは、開放感や軽快感といった面にメリットがあるが、安全性や静粛性といった面ではフルフェイスに及ばない。
一方で、フルフェイスとオープンフェイスの良いとこ取りであるシステムヘルメットはやはり重量がネック。軽量モデルなら良いのだが、重いヘルメットは疲労の原因となる。
着脱時の手間や開放感といった意味では譲るものの、やはり安全性や静粛性といった面ではフルフェイスに分があるし、寒い季節はもちろん、夏場であっても風を浴びないというのは疲労の低減にひと役買うのは間違いない。

ところが“フルフェイスヘルメット=スポーティ”といったイメージは根強く、サーキット走行を見据えたMFJ公認のハイエンドなものや原色のグラフィックが入っているものを除くと「大人のライダーがツーリング用途で使うスタンダードなフルフェイス」は意外と少ないものだ。
シンプルだけど決して平凡ではない深みのあるデザイン
創業77年、ヘルメット製造は60年の老舗メーカー「リード工業」から新たに登場したフルフェイスヘルメット「Turismo Plus (ツーリスモプラス)」は、その名の通りツーリングでの快適性を重視したディティールと端正なデザインが特徴となっている。

過度な装飾が無く、落ち着いたフォルムのツーリスモプラス。ロゴは控えめなサイズとなりサイドと後頭部の部分に入っている。非常にシンプルなデザインだが、没個性というわけではなく空力を意識した流麗なフォルムは美しさを併せ持つ。
フルカウルのスーパースポーツから、ネイキッド、アドベンチャー、ネオ・クラシックからスクーターまで、どんなバイクとも相性が良く、バイクを複数台所有する場合もヘルメットはひとつで事足りるだろう。

カラーラインナップはパールホワイト、メタリックブラック、マットブラック。どのカラーも平凡だが塗装の深みが平凡ではない。大人の所有欲をしっかりと満たしてくれる上品な仕上がりとなっている。
派手なグラフィックよりも質感を重視する──。そんなこだわりを持つライダーにオススメだ。
快適なツーリングのためのディティール
眩しいときにワンタッチで出せるインナーシールド

日中や西日に向かって走る場面で視界の確保に役立つスモークインナーシールドを装備。トンネルへ入った際も同じくワンタッチで格納することもできる。日中と夜間でスモークシールドに交換する手間も必要なく、メガネでも使用可能。

シールドの脱着は工具不要のワンタッチなので、シールドの汚れが気になる際は出先でも気軽に外してクリーンナップできる。
ヘルメット内の空気をリフレッシュするベンチレーション


口元と前頭部に開閉できる走行風の導入口、後部上に排出口を備えており、フレッシュな走行風をヘルメット内に通すことで蒸れを抑制。シールドの曇りを緩和できる。グローブをした手でも操作しやすい。

高速走行時の安定性を向上するエアロフォルム

後頭部には高い整流効果を発揮するリアウイングを装備。高速走行時のヘルメットの振れを抑え、安定性を向上させることでライダーの披露を低減させる。また、デザイン上のアクセントにもなっている。
アンチフォグシート対応シールド

アンチフォグシート固定用のシートピンを標準搭載したシールドにより、別売の専用アンチフォグシートを装着することで、シールドが二重窓構造となり、ツーリングの大敵となる寒い時期や雨天時のシールドの曇りを抑制できる。
インカムの導入がスムーズなスピーカーホールを装備

インカムスピーカー設置用の窪みがインナーライナーに設けられており、スムーズな取り付けが可能。スピーカーが動いたり、耳が圧迫されて痛くなったりといったことを防ぎ、クリアな音質が期待できる。
外して洗えていつでも快適な被り心地

外して洗濯できる脱着内装を採用。夏場や雨天走行後など、汚れが気になる際に気軽に洗えて清潔な内装を維持できる。
着脱がスムーズなマイクロラチェットバックル採用

ヘルメットの顎紐はマイクロラチェット式を採用し、被るときも脱ぐときもワンタッチ。手がかじかむ冬場もスムーズに顎紐を固定できる。また、Dリングを備えておりバイクのヘルメットホルダーも利用できる。
実際にショートツーリングに「ツーリスモプラス」を着用してみた
1日200kmくらいのショートツーリングにツーリスモプラスを着用し、そのフィーリングや使い勝手を探ってみた。
ロングツーリングを快適にするエアロフォルム

まず、高速道路を走ってみたのだがオープンフェイスに比べるまでもなく、いたって快適だ。日中でも気温10℃に満たない真冬日だったが、顔の寒さも辛いほどではない。飛び抜けて静粛性が高いというわけではなかったが、フルフェイスの平均以上のものを感じた。

ただ、ヘルメット下部からの風の巻き込みがやや気になった。これは車種やライディングポジションにより変わる可能性があるので「今回の場合」と注釈を付けた方が正しいところかもしれない。静粛性や密閉性を突き詰めるタイプではないが、市街地からロングツーリングまで軽快にこなせる非常にバランスの取れた製品と言えそうだ。
制限速度の100km/h程度であれば不安定な挙動は皆無。頭が振られたり、ヘルメットが浮き上がるといったことも一切無かった。
視界の良さでストレスフリーなツーリングが楽しめる

インナーシールドは手放しで便利だといえる。その分僅かに重量が増加するかもしれないが、あると無いとでは雲泥の差である。特に早朝から日暮れまで走るツーリングライダーは、その便利さを実感できるはず。
グローブをした手でワンタッチ出し入れできるので、トンネルや日陰に入ったらサッと格納。太陽の下に出たら、サッと出すといった使い方が可能。刻々と変わる陽射しの状況にフレキシブルに対応しつつ、日中と夜間でスモークとクリアのシールドを付け替える手間も必要ない。

またワインディングでも良好な視界を得られた。視界も広く、シールドの歪みも無いので、路面状況やコーナーの先がクリアに見通せる。

街中のライディングも快適だ。アンチフォグシートを使えば、信号待ちでシールドが曇ることもほとんどない。仮に曇ったとしても走り出せばベンチレーションで曇りはすぐに解消される。

飽きの来ないデザインは好ましく、脱いだヘルメットを傍らに置いて休むときにも絵になるフォルム。シンプルなデザインやカラーはツーリングの風景に馴染む。

バイクウェアやヘルメットは特にビビットなデザインやカラーのものが多い。その中で、Turismo Plus (ツーリスモプラス)は、シンプルでありながら美しく飽きの来ないデザインと十分な機能、性能を有している。特に大人のライダーの週末ツーリングの相棒として最適なヘルメットといえるだろう。
Turismo Plus (ツーリスモプラス)
| カラー | パールホワイト、メタリックブラック、マットブラック |
| サイズ | M(57-58cm) / L(59-60cm)/ XL(61-62cm) |
| メーカー希望価格 | オープン |
| 重量 | 約1,740g |
※Turismo Plus (ツーリスモプラス)はWeb販売専用モデルです。
(編集協力:株式会社リード工業)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
