可動域&捻転力アップに「使い捨てカイロ」が大活躍⁉ スイングの悪化を防ぐ3つの貼り場所とは?
イチオシスト
冬ゴルフでお世話になった人も多いであろう「使い捨てカイロ」。単なる寒さ対策グッズだと侮るなかれ。実は捻転力を向上させ、スイングの不調を防ぐことができるのだ。とはいえ、適当に貼っては意味がない。スイングの悪化を守るとっておきの貼り場所がある。
「カイロは手軽に体を温められる、非常に優れた温熱アイテム。ただし、温めるためだけに使うのは、もったいないです」と話すのは、「カイロを貼るだけ健康法」を提唱する理学療法士の山内義弘さん。ゴルフのパフォーマンス向上にも関係するというが、どんな効果が期待できるのだろうか。
「体は寒いと感じると、筋肉を収縮させたり、震わせたりすることで熱を生み出そうとします。上半身は肩がすくみやすく、下半身は貧乏ゆすりをするなどして熱を作ろうとする。これでは、リラックスしてスイングに臨むことはできません」
寒さの影響は指先にも及ぶ。
「冷えて指先の末梢神経が鈍くなると、足下の傾斜などの情報を感じ取る力が低下します。また、脳からの指令を指先に伝える運動神経の働きも鈍くなるため、繊細なタッチが出しにくくなる。脳と指先の“情報の行き来”の両方向に悪影響が及ぶのです」
対策を怠れば、動きや感覚が奪われ、スイングやパッティングの質は下がる一方だ。そうならないためにも「使い捨てカイロ」を効果的な場所に貼ることが重要になる。そんなスイングの悪化を防ぐ3大ポイントが、肩・背中・外モモ。「肩のリラックス」「股関節の可動域キープ」「胸の回旋」を守ることが重要だ。
【1】肩甲骨外側
冷えから力んですくみ上がった肩を下げるには、肩周りを温めるのが最適。なおかつ、カイロのわずかな重さが、トップから腕をストンと下ろすのに役立ってくれる。力み知らずのスイングが手に入る。
◇貼り方
肩甲骨上部にある肩に向かって伸びる出っぱり「肩甲棘(けんこうきょく)に引っかけるように、ヨコ向きに貼る。
【2】大転子
「大転子」とは、太モモのつけ根にある、外側に出っ張った骨のこと。尻や裏モモ、前モモなど股関節周りの主だった筋肉は大転子を経由するため、温めると股関節の動きがスムーズに。下半身をいつもどおりに動かして飛距離のロスを防ごう。
◇貼り方
腰骨のやや下、尻側にある出っぱりが大転子。この出っぱりを覆うようにタテ向きに貼る。
【3】胸椎
頸椎(首)、胸椎(胸)、腰椎(腰)で構成される背骨の中で、体の回旋を担当しているのが胸椎。温めることで体を回しやすくなる。ちなみに左右の肩甲骨の間には、「褐色脂肪細胞」が多く、温めると自力で体を温める効果が薄れるので、貼るのは避けよう。
◇貼り方
高さは肩甲骨の下あたり。背骨に沿うようにタテ向きに貼る。
【解説】
山内義弘さん
やまうち・よしひろ/理学療法士。AKA専門病院で修行し、その技術を発展させた山内流を開発。講演活動やYouTubeチャンネル「 腰痛・肩こり駆け込み寺【 山内義弘】」(登録者数180万人超え)の配信などを通じて、そのテクニックを広めている。『体の不調が整う! カイロを貼るだけ健康法』(宝島社)など著書多数。
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