「生きて帰ってこられた」古江彩佳は体調不良にめげず完走 今年も上位で最終日へ
イチオシスト
<HSBC女子世界選手権 3日目◇28日◇セントーサGC(シンガポール)◇6793ヤード・パー72>
後半にパーを並べて迎えた最終18番。古江彩佳は右から5ヤードに切られたピンのさらに右を狙った。「真っすぐ、ちょっと右めにいけば上りに止まってくれるかなと思って。左に逃げず、頑張りました」。残り157ヤードから7番アイアンで放たれた球はイメージ通りのラインを描き、傾斜を使ってピン奥5メートルへ。バーディで締めくくった。
19位から出た3日目は4バーディ・1ボギーの「69」。平均スコア「72.35」とこの3日間で最も難しかった一日でスコアを伸ばし、首位と4打差の8位に浮上した。だが、ホールアウト後は喜びよりも安どの言葉が口をついて出た。「朝から体調が良くなかった。なんとか生きて帰ってこられた。回り切れて良かったです」。
先週の日曜日に食あたりを起こし、まだ全治していない。開幕前日のプロアマは体調不良で欠場し、万全ではないまま初日を迎えた。回復傾向にあったが、2日目の夜に再び違和感。「きょうの朝はちょっと気持ち悪い感じがあった」と明かす。
ラウンド中は「まずは熱中症にならないように」と、水分補給に努めた。「試合に入ればアドレナリンが出てくるかなと。集中できればいいなと思っていました」。1番でバーディ発進。3メートルを決めた6番、ラフからの絶妙なアプローチで寄せた8番パー5とテンポよく伸ばし、苦しげな表情は決して見せなかった。
グリーンを外してもショートゲームでしのぎ続け、最後にご褒美のようなバーディ。「流れを崩しそうになっても、しっかりパットを決めていけた。最後まで集中して60台で回れたし、この暑さのなかでいいラウンドだった」と振り返る。
アンジュレーションが強いグリーンに、前後左右にふられていたピン位置。「今年はすごくキワに切ってある。スコアを出させたくないんだろうな、っていうポジション」と例年以上に難しさを感じている。だが、直近3年で3位、8位、2位と優勝争いを演じてきた相性の良さは健在。今年も上位で最終日を迎える。
「あしたも暑いと思う。体調と相談しながら、18ホールを回り切れたらベスト。アンダーで回れたらいいかな」。コンディションを整えて、勝負の最終日を迎える。(文・笠井あかり)
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