福岡オープントップバスに14年ぶり新型車両導入! 3/28から新設の「太宰府コース」の魅力は? 車両の全貌と新ルートの魅力を解説
イチオシスト

福岡観光の「顔」として親しまれている、西鉄の屋根のない2階建てバス「FUKUOKA OPEN TOP BUS(福岡オープントップバス)」が2026年3月28日(土)、14年ぶりとなる新型車両を導入。天候に左右されない「開閉式屋根」を備え、さらなる快適性を実現します。
これにあわせて、従来の「博多街なかコース」に代わり、天神エリアと太宰府エリアを結ぶ「太宰府コース」を新設。福岡観光の定番である太宰府天満宮や国立博物館へのアクセスが、単なる移動ではなく「アトラクション」へと進化します。
本記事では、新型車両の特徴と新コースの魅力、そして到着後の太宰府で楽しみたいグルメ・観光スポット情報をあわせてご紹介します。
14年ぶりの刷新!「和」を感じる新型車両デザイン

2012年の運行開始以来、延べ60万人以上が利用してきた福岡オープントップバス。今回導入される2台の新型車両は2階建てバスなどで知られるイギリス(北アイルランド)の老舗バスメーカー「ライトバス社」製。定員が46名(すべて2階席)と、これまでより10席増設。天候に応じて開閉可能な屋根を新たに設置しました。
デザインは、現行の赤と青のベースカラーを踏襲しつつ、福岡・日本らしさを表現したラッピングを施しています。
赤色車両(桜と博多織)
日本の象徴である「桜」が風に舞う様子を描き、疾走感を演出。背景には福岡の伝統的工芸品「博多織」の献上柄があしらわれています。

青色車両(梅と青海波)
福岡県の県花であり、太宰府とも縁の深い「梅」を全面に表現。背景には未来永劫の幸せを意味する波模様「青海波(せいがいは)」が描かれています。

車内の座席シートは鮮やかなオレンジ色を採用し、乗車した瞬間から旅のワクワク感が高まる仕様となっています。
都市高速を疾走!新設「太宰府コース」ルート

新設される「太宰府コース」は、天神と太宰府を片道運行で結ぶルートです。往復利用はもちろん、片道だけ利用し、帰りは西鉄電車(観光列車「旅人」など)を利用するといった柔軟なプランニングが可能です。
【運行ルート概要】
天神発:西鉄天神高速バスターミナル(0番のりば)⇒天神北ランプ⇒(都市高速)⇒水城ランプ⇒西鉄太宰府駅
太宰府発:西鉄太宰府駅⇒水城ランプ⇒(都市高速)⇒千代ランプ⇒博多駅前(降車専用)⇒西鉄天神高速バスターミナル
所要時間は約60分。最大のハイライトは都市高速道路の走行です。福岡空港のすぐ横を通るため、タイミングが合えば離発着する飛行機を頭上に間近で感じられる大迫力の体験が待っています。また、大宰府政庁跡などの史跡エリアを高い視点から眺めることができるのも、2階建てバスならではの特権です。
「移動」そのものが観光になる強み
これまで太宰府へのアクセスといえば西鉄電車やライナーバス「旅人」が主流でしたが、オープントップバスの参入により選択肢に「開放感」と「エンタメ性」が加わりました。
特に、都市高速走行時の風圧と、頭上をかすめるような航空機の迫力は、一般的な観光バスでは味わえないスリルです。新型車両は屋根が開閉式のため、急な雨でも安心できる点が、旅行者にとって大きなメリットと言えるでしょう。これまでは市内周遊がメインでしたが、「目的地(太宰府)へ向かう高揚感」を演出するツールとして、非常に理にかなったリニューアルだと感じます。

バスを降りたらここへ!太宰府の定番・最新スポット
太宰府駅に到着したら、歴史とグルメの街歩きを楽しみましょう。オープントップバスの旅を締めくくる、おすすめスポットをピックアップしました。
太宰府天満宮
学問の神様・菅原道真公を祀る全国天満宮の総本宮。御本殿(重要文化財)や、道真公を慕って都から飛んできた伝説を持つ御神木「飛梅(とびうめ)」は必見です。境内には約200品種6,000本の梅が植えられており、四季折々の表情を見せます。

参道グルメの王様「梅ヶ枝餅」
参道には多くの梅ヶ枝餅(うめがえもち)店が軒を連ねています。あんこを薄いお餅の生地で包んで焼き上げたもので、表面はパリッと、中はモチモチの食感がたまりません。食べ歩きはもちろん、お茶セットで一服するのもおすすめです。

九州国立博物館
太宰府天満宮から「虹のトンネル」を抜けてすぐ。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をコンセプトにした、流線型の屋根が美しい巨大な博物館です。
大宰府政庁跡・水城跡
「遠の朝廷(とおのみかど)」と呼ばれた古代の役所跡。広々とした公園として整備されており、歴史ロマンを感じながら散策できます。オープントップバスの車窓からも、かつて都を守るために築かれた土塁「水城(みずき)」の痕跡を確認できるでしょう。
運行情報・予約について
新型車両および新コースの運行は2026年3月28日(土)からスタートします。春休みやゴールデンウィークの旅行計画に、ぜひ組み込んでみてはいかがでしょうか。
運行開始日
2026年3月28日(土)
予約開始日
2026年2月28日(土)午前8:00~
運賃(全コース共通)
大人:2,000円
小児(小学生以下):1,000円
予約方法
「九州高速バス予約センター」への電話予約、または「ハイウェイバスドットコム」WEBサイトから予約可能です。当日空席がある場合は、天神高速バスターミナル窓口でも購入できます。
14年前、福岡の街に鮮烈な印象を与えた赤いバスが、今度は「太宰府」という歴史の舞台へと、私たちをさらなる高みへ連れて行ってくれます。屋根が開いた瞬間の開放感と、指先に触れそうな飛行機の影。2026年の春、福岡の新しい「空と道」の物語を、あなたも特等席で体験してみませんか。
(画像:西日本鉄道株式会社)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
記事提供元:旅とおでかけ 鉄道チャンネル
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