新秩父宮ラグビー場が2030年誕生! 最大2.5万人収容・国内初の全天候型の多目的アリーナへ その全貌と神宮外苑のこれから
イチオシスト

東京・神宮外苑の象徴「秩父宮ラグビー場」が、ついに次世代へとバトンを繋ぎます。2026年2月3日、国内初となる屋内全天候型多目的ラグビー場「新秩父宮ラグビー場(仮称)」の建設工事がスタートしました。2030年の開業時には、三井住友フィナンシャルグループとの提携による副名称「SMBC Olive SQUARE」として、スポーツとエンターテインメントが融合する新たな発信拠点となります。ラグビー開催時の臨場感あふれる設計はもちろん、最大2.5万人を収容する音楽コンサート会場としてのポテンシャル、そして4駅4路線が利用可能な圧倒的なアクセス力まで、生まれ変わる「聖地」の全貌を紐解きます。
2030年開業へ向け着工、国内初の屋内全天候型

長きにわたり「ラグビーの聖地」として親しまれてきた「秩父宮ラグビー場」は、現施設の南側、神宮球場と隣接するエリア(東京都新宿区)に移転・整備されます。
最大の特徴は、天候に左右されない「屋内全天候型」であること。屋根の高さを抑え、周辺の明治神宮聖徳記念絵画館や国立競技場と調和するデザインを採用しつつ、現在の秩父宮ラグビー場の特徴である弓なりのスタンドデザインを継承しています。
聖地の熱狂を継承する、ラグビーファンのための設計

収容人数は、ラグビー開催時で約1.5万人。国際大会の開催も可能な水準を確保し、フィールドと客席が近い「フィールドバー」や、フィールドコーナー部から試合を体感できる「ラグビータワー」など、臨場感あふれる観戦環境が整備されます。選手と観客の一体感を高める設計は、まさに「聖地」の名にふさわしいものとなりそうです。
音楽ライブやイベントも想定、副名称も決定

新秩父宮ラグビー場は、スポーツ以外の利用も想定した多目的スタジアムです。
イベント時は2.5万人収容、天候リスクなし
音楽コンサートや企業の展示会などのイベント開催時には、最大約2.5万人を収容可能。
50m×12mの大型ビジョンによる演出や、ゆとりある座席配置により、快適なエンターテインメント空間が創出されます。都心に位置するため平日夜のイベントでも来場しやすく、国内外のトップアーティストによる公演も期待されています。
副名称は「SMBC Olive SQUARE」に

開業に向け、施設のトップパートナーとして三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)が決定しました。これにともない、正式名称である「新秩父宮ラグビー場(仮称)」に加え「SMBC Olive SQUARE」が副名称となります。
「SQUARE(広場)」には、多くの人々が集い、スポーツやエンタメを通じて新しい体験に出会える場にしたいという想いが込められています。なお、この副名称は2030年5月の運営開始日より使用される予定です。
神宮外苑の回遊性と「屋根」の恩恵

注目は、この新施設がもたらす「人の流れ」の変化と「屋根」の価値です。
4駅利用可能、鉄道アクセスと街の賑わい
最寄り駅は東京メトロ銀座線 外苑前駅をはじめ、都営大江戸線 国立競技場駅、JR総武線 千駄ヶ谷駅・信濃町駅の4駅4路線。これら駅から徒歩圏内に、国立競技場、明治神宮野球場、そしてこの新秩父宮ラグビー場が集結することで、神宮外苑地区は巨大なスポーツクラスターとして機能します。
特に「屋内全天候型」である点は、イベント主催者にとっても観客にとっても大きなメリット。近年、夏の猛暑やゲリラ豪雨が野外イベントのリスクとなっていますが、空調の効いた屋内スタジアムであれば、季節や天候を問わず快適に過ごせます。
「都心のエンタメ拠点」へ進化
2.5万人規模というキャパシティは、ドームクラス(5万人前後)とアリーナクラス(1~2万人)の中間を埋める存在として、音楽ライブシーンでも重宝されそうです。ラグビーファンはもちろん、鉄道を使ってライブに訪れる層にとっても、2030年の開業が待ち遠しい施設となるでしょう。
施設概要・アクセス
新秩父宮ラグビー場(仮称)
所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町3番2号
延床面積:約73,000㎡(地上8階・地下1階)
開業予定:2030年(Ⅰ期工事完了後)
アクセス
東京メトロ銀座線 外苑前駅
都営大江戸線 国立競技場駅
JR総武線 千駄ヶ谷駅
JR総武線 信濃町駅
1947年の創設から「ラグビーの聖地」として刻んできた歴史は2030年、全天候型の高機能スタジアムへと引き継がれます。神宮外苑の森が、最先端のスポーツ・文化の交差点へと変貌を遂げるまであと4年。着工の槌音とともに、東京の風景がまたひとつ、未来へ動き出しました。
(画像提供:秩父宮ラグビー場株式会社 計画段階のため変更の可能性がございます。)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
記事提供元:旅とおでかけ 鉄道チャンネル
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